ブログ復活します。
能登半島地震で被災された方に、一刻も早い平穏が訪れますようにお祈りいたします。余震等が早く収まり、復旧活動の本格化することを望んでおります。
日本は地震国家であることを、改めて感じました。どこで地震が起こっても不思議ないんですね。
さて、ブログ再開の第一回めはイエスのメンバーとして大活躍した TREVOR RABIN の ソロ作品「RIO」です。
昨年10月リリースされました。34年ぶりにヴォーカルをフィーチャーした作品とのことです。例によって、ゲストはいるものの基本的にマルチプレイヤーぶりを発揮しています。まさに、天才、多才と言った感じの作品が満載で、イエスの「ロンリー・ハート(90125)」が好きなら、たっぷり、あの世界が満喫できると思います。楽器はうまいし、歌は上手いし、アレンジ能力も高く、そして、ポップで聴きやすい。文句なしってところですが、あまりにも整然としているところが、逆に飽きる要因にもなりそう。
それにしても、ロンリー・ハートの時期のイエスのサウンドは、当時、トレヴァー・ホーンのプロデュース力がすごいのかなって思ってましたが、ラヴィンの力がかなりすごかったんだなって、この作品を聴いて感じました。
ひたすら心地よい音を作り上げる手腕は、本当にすごい。
この人、この能力をしばらく映画音楽のサウンド・トラックに使っていたようです。まあ、これだけの才能があれば、映画音楽でも、大活躍だったんでしょう。そして、かなり儲けたかな?
さて、全10曲、全てすごい曲ですが、ここでは3曲をご紹介します。
まずは、リーダー・トラックの 「Big Mistakes」です。
まさに、イエスとつながるポップで広がりを感じる音世界。実に快適な音世界。個人的にはベースの音が心地よいです。ジョン・アンダーソンが歌えば、まさにイエスの新曲になりますね。
TREVOR RABIN - Big Mistakes (OFFICIAL VIDEO)
次は2曲目の「 Push」です。
テクニカルでひたすら爽快なイントロから、まるでジョン・アンダーソンのようなラビンの高音ヴォーカルが入ってきます。そうですね、イエスにかなりイメージ近いです。イエスの新作とか未発表曲といえば、信じてしまう人がいそうですね。かっこい!
多くのクラシック・ロックの名手が年を取って、その能力をさび付かせてしまっているのですが、この人は全く違いますね。40年前と全く同じ能力を示しています。というかそれ以上かもしれませんね。これだけの新作を作れるというのは、まさに天才!
TREVOR RABIN - Push (OFFICIAL VIDEO)
もう一曲は「Thandi」。
テクニカルな演奏とバラードが交互に現れます。
プログレですねー。
研ぎ澄まされたギター・テクニックが聴きどころです。
69才ですが、まったくギターの腕の衰えは感じません。
Thandi
テクニカルなのに、ポップな音楽を作ってしまうという彼の才能に脱帽の今回の作品です。
完璧すぎて、そこに不満を感じる人もいるかもしれません。
そして、ややワンパターンなメロディ展開もあります。
でも、素直に聴けば、彼のすごさに参ってしまいます。
充実の一枚と感じました。
今年もいろいろ、新旧織り交ぜて、いろんなロックをご紹介したいと思います。よろしくお願いします。
うれしいです。
気に入っていただけたようですね。
まさに、あの頃のイエスのサウンドに近いですね。
しかも、劣化していません。
声は好みではないのですね(笑)そこは残念です。
ちょっとパンチがない声ではありますけど。
クラシック・ロックの人としてはまだ60代なら
若いような気はします(笑)
そっかラビンさんも68かあ。