Soft Machine - 'Switzerland 1974' Official Trailer
新型コロナ感染、日本では収まってきたとはいえ、まだ予断は許せず、通常の経済活動というか生活に戻るまでどのくらいかかるか全然わかりません。
通常の生活とは、やはり、マスクなしでカラオケ・ボックスの中で全員が大きな声で熱唱するとか、熱気ムンムンで満員のライブハウス内で、マスクなしでミュージシャンとオーディエンスが大声でコール・アンド・レスポンスをやれる状態かと思います。今のところ、全然目途がわからないですね。
で、ソフト・マシーンの名作「収束」から、「ハザード・プロフィール」をご紹介します。
まあ、コロナと関係ない作品なのですが、最近「収束」ということばをよく使うようになって、ソフト・マシーンの8作目を思い出してしまい、聴きたくなったという流れでございます。
実は「収束」というアルバムタイトルは1975年発売当時の日本タイトルです。
再発以後は原題の「バンドルズ」になっています。
「バンドルズ」は和訳すれば、束ねたものの複数形?みたいな意味で、「収束」という日本語(混乱や事件が収まって、落ち着くこと)とはちょっと違うだろうなって思います。
ということで、冷静に考えると全然関係ないじゃないか!と突っ込まれそうですがお許しください(汗)。発想のきっかけということで・・・
脱線するのですが、当時・・・1970年代の洋楽のアルバム・タイトルって、すごかったですね。
キッスの「地獄シリーズ」には呆れましたけど、やはり、すごかったのは、ジェフ・ベックの「ギター殺人者の凱旋」です。当時のCBSソニーだたかな?担当者の発想は常識を超えてましたね。しばらく経って、「ブロウ・バイ・ブロウ」と原題で売るようになったんですが、面白いタイトルだったんでずっと続けてほしかったような・・・。
で、肝心の、このソフト・マシーンの曲ですが、何と、超絶技巧のギタリスト「アラン・ホールズワース」が加入しています。そして、彼が動いている動画があったのですね。素晴らしい。
残念ながら、アラン・ホールズワースは2017年にお亡くなりになられています。うーん、悲しい。
日本では、あのジョン・ウエットンがエイジアの前に結成していた「UK」に加入していたことで有名です。あの、エディ・ヴァン・ヘイレンがギタリストとしてかなり尊敬してたということで、ミュージシャンズミュージシャンと言えましょう。
また、ソフト・マシーンというバンドですが、イギリスのプログレ・バンドであり、カンタベリー・ロックというジャンルの重要バンドとしてとらえられています。ジャズ・ロックの実践者とも言われてますね。初期の頃は、ギターのいないジャズ・ロックで、アヴァンギャルドなジャズ臭の強いバンドだったのですが、このアルバムが出るころには、フュージョン(当時の言葉ではクロスオーバー)っぽさが満載で、かなりロック・ファンが聴きやすくなっています。ほぼ同時期に発売された前述のジェフ・ベックの「ブロウ・バイ・ブロウ」に共通するところがあります。
こうした音楽としては、ジャズ・サイドではラリー・コリエル、ジョン・マフラクリン、クルセイダーズもやっていたわけですが、ソフト・マシーンはやはりロックですね。何かジャズ的なスマートさとは違う熱いロック魂を感じてしまうのは私だけでしょうか?
在りし日のアランを偲び、そして新型コロナ感染の「収束」を祈り、この曲を聴いてみませんか?
スタジオ盤のフル・ヴァージョンも載せておきます。
アルバム・ジャケットもお気に入りです。まさにプログレって感じですね。
Soft Machine - "Hazard Profile" (full)
Voがいないインストバンドはあまり知らないかも。
今もこのバンド 続いてるんですよね。数年前に来日してたような。
当時としては新しい音楽でしたね。
バンドは、存続しているのかわからないです。
最後のツアーのあとメンバーの内、二人が引退宣言出したそうですので・・・