Kestrel - Take It Away [Official Audio]
1975年リリースのケストレルの唯一のアルバムからです。
イギリスのバンドです。
まずご紹介するのは、日本のピチカート・ファイブのヒット曲「ベイビィ・ポータブル・ロック」を思わせるギターの「Take It Away」。
こちらの方が古いので、日本でパクった可能性ありですね。でも、全体の音の感触は全く違います。音圧が強いし。
このバンド、1975年にアルバムを出していて、私はリアルタイムにロックにハマっていた時期なのに、知らなかった(笑)。ネットの時代になって、知りました。当時、ラジオ、音楽雑誌をくまなくチェックしていたつもりでも、やっぱりメジャーでないと、聴く機会はなかったというのが現実。私と同世代の多くの人が同じだと思います。
ところがネット時代となり、このアルバムはけっこう人気です。特にプログレ・ファンに個性的なアレンジと音像が評価されています。
音の感触が、独特で、プログレ・ファンの心をくすぐるんです。ネット時代になり、世界中のロック・ファンが聴きだしたことは、当時の彼らには想像できなかったことでしょう。
この曲「In The War」なんかは、都会的な音なのにプログレって感じに、耳を持っていかれますね。斬新な音の連続には「おおっ!」と思わせるものがあるかな。
In The War [2013 Remaster]
やはり、最後の方に出てくる、メロトロンの音が気になりますね。
メロトロンと言えば、この曲も印象的です。
August Carol [2013 Remaster]
ふわーっというメロトロンの音に、プログレ・ファンは弱いんです。
この作品は、やはり、ギター&ヴォーカルのデイブ・ブラックとキーボードのジョン・クックの才能が結実した傑作です。当時、評価されず、1枚のアルバムで終わったのが残念ですが、時代が変われば、世に出るものなのですね。うーん、ネット時代になり、こうした作品が次々と発見されていくような気がします。
ケストレル知っている方はかなりマニアかと思います。確かメンバーがデヴィッドポウイのバックに参加したため1枚のみのリリースでした。
音は初めて聴きましたがちょっとイエスの雰囲気もありますね。ユニオンに買いに行くプログレ上マニア向けかなと思います(笑)
これはたしかにプログレ、ちょっとわかりにくい?でもおしゃれな要素もありますね。
確か30年くらい前に買った『キーボードマガジン』の旧譜再発コーナーに載ってたのを見て、音も知らずに入手しました(←ジャケ買い)
“プログレ枠”で語られがちですが、結構ポップな一面もありますよね~。
ここには登場してませんが、「The Acrobat」や「Wind Cloud」あたりは歌の部分はそのままで、アレンジをもう少しソフトにするとAORソングとしても通用するかも⁇
ネット時代で、マニアでなくても、この作品はかなり有名になってしまっています。欲しがっている人いっぱいいるみたいですよ。
確かに、ネットが普及する前までは、ディスク・ユニオンとか通っている人しか知らなかったかも。
ニッチでマニアックなものが、表に出てきてしまいました。
そうですね。確か3才~4才くらいお若いと思います。
リアルタイムはやはりジャーニー、ボストンとかになるのでしょうか?
ちょっとひねくれたポップ・ロックですね。
この変なところがイギリスのバンドの魅力です。
おお、ネット時代の前に、このアルバムを購入してたとはすごい!ジャケ買い正解ですね。
このバンドはポップなんですが、やはり、いろいろひねくれていますね。そこがイギリス人らしい。AORにはならないんです。プログレファンが喜ぶ方向に行きます。独自性を重んじるのでしょうね。