CHICAGO- Questions 67 & 68 (Paris 1969)
1969年の動画にしては、画像も音もいいですね。
私が、初期の曲で、「長い夜」「サタディ・イン・ザ・パーク」と並んで好きな曲です。
1967年と1968年に起こったことについての疑問ということで、社会的な事件について歌った曲で、メッセージ性をもつのですが、
それにしても、メロディが素晴らしい。ドラマティックに歌い上げるのは「長い夜」同様、ベースのピーター・セテラですね。
この人、AOR化したシカゴでは「素直になれなくて」を歌っていますが、まるで別人の歌のように感じます。
この曲のメロディは、往年の尾崎紀世彦や松崎しげるに歌わせてあげたいくらい、「歌い上げる感」が強い曲で、聴いてて気持ちが高揚します。
最近の洋楽、邦楽ではこの手の劇的な展開を示す曲はないですねー。
シカゴで最も好きな曲がこの曲です。この曲、60年代の曲なのですよね。でもそんな古さを感じさせない素晴らしい曲です。
シカゴを初めて聞いたのは70年代中頃の"Old Days"で、この曲もボーカルはピーター・セテラでした。AOR路線ではないシカゴから好きになったので、「愛ある別れ」を聞いた時には驚きました。
もちろん私はどちらもファンであります。
AORシカゴもいいのですが、初期シカゴのダイナミックな音を聴くと格別の感動がありますね。
ロックのパイオニアたちの原始的なエネルギーはやはりすごいと思います。
いやー、シカゴの声は高いですね。
だから、印象に残るんですよね。