MR.BIG / THE WORLD IS ON THE WAY
日本でブレイクしたことが理由で親日家になったロックバンドは多い。古くはクイーンが有名であるし、チープ・トリックもそうだと思う。
でも、1990年代に活躍したこのバンドほど、日本を愛してくれているバンドはいないのではないか?
東日本大震災後、原発風評被害が多く流れる中で、海外アーティストは日本の地、特に東北の地を訪れることを避ける傾向があったが、このバンドは、すぐ日本ツアー(東北を含む)を実行し、このようなチャリティーCDも作った。この画像を見ると、彼らのファンでなくとも感動してしまう。奇跡の木とともに、すばらしい歌が涙を誘う。
ライブの画像には、心からありがとうと感謝を言いたくなる。本気で日本を応援してくれているという明確な意思を感じるからである。こういうアーティストを日本のファンは本当に大事にしなければいけないとつくづく思う。
もともとは、スーパーベーシストのビリー・シーン(エディ・ヴァン・ヘイレンで有名なギターのライトハンド奏法、タッピング奏法をベースでやってしまうという超人)と世界的早弾きギタリストのポール・ギルバートがタッグを組んだということで、日本のテクニック至上主義のロックキッズを虜にしてしまったことから始まった日本での人気だと思うが、意外にもスタンダードなメロディアスな曲が素晴らしかった。ボーカリストの力量はやはり大事だと思う。
ここでは、このバンドで最も有名な曲、to be with you とともに紹介したい。