秋に色着く № 11
「チェッカーベリー」の実が赤く色着いています、紅葉する葉と、赤味を増す実を楽しみます。
此の時季には、「センリョウ」、「マンリョウ」、「ヤブコウジ」等の同じ様な実が色着きます。
「チェッカーベリー」は、這性なので、寄せ植えなどに適しています。
夏に、「アセビ」の花に似た釣鐘型の白い花を咲かせます。
ツツジ科、コーデリア(シラタマノキ)属、耐寒性、這性、常緑小低木、北アメリカ原産
学名 Caultheria procumbens 、英名 Checkerberry 、別名 「ヒメコウジ」(姫柑子)
「オオミコウジ」(大実柑子)とか、“berry” の名前が付いているので、食べられるか思って
調べてみると、“食べられるが美味しくない、毒を含んでいる” らしいので食べない方が無難のようです。
ツツジ科の証拠は、確かに、「ツツジ」(躑躅)の葉にソックリです。
今日の ”秋の夕陽色” は、「ミナ・ロバータ」と「レオノチス」の花の色です。
<「ミナ・ロバータ」>
昼の時間が、短くなる此の季節に咲き出す、短日植物です。
総状花序に壷形の花を並んで咲かせ、花の色の赤、橙、黄、白色のグラデーションを愛でます。
花色が、赤、オレンジ、黄、白と変化する様子も愉しいものです。
同じヒルガオ科の「サツマイモ」や「アサガオ」の葉に似たハート型の葉が互生しまが
花の印象は、全く違っていて、喇叭状の形ではないのです。
ヒルガオ科、サツマイモ(イポメア)属、蔓性多年草(一年草)、メキシコ原産、中央アメリカ
学名 Ipomoea lobata=Mina lobata、英名 Spanish flag "スペイン国旗”
別名「キンギョアサガオ」(金魚朝顔)、「イポメア・ロバータ」
Vigorous climber ”元気なクライマー” 蔓が、絡まりながら伸びて花径が空に聳える様子からとか
次の ”秋の夕陽色” は、「レオノチス」の花の色です。
<「レオノチス」>
茎の回りを取り巻くように2段から3段、花序が輪生して、長い毛が密生した筒状のオレンジ色の花が咲きます。
花冠は、二唇形で、上唇が、一枚、下唇は、三裂します。
花序径は、10cm 位になり、草丈2m にもなって壮観です。
花後に円筒状の萼が、花が咲いた様に、段々の状態で残りますので、面白い形です。
萼の先端が、10裂して、裂開した片が、尖りますので、”河童の頭の皿” になります。
花の色は、オレンジ色が主で、白色やアプリコット色も
シソ科、レオノチス属、半耐寒性半常緑低木(下部が木化)、南アフリカ原産、学名 Leonotis leonurus
英名 Lion's ear、Wild dagga 、別名「カエンキセワタ」(火焰被綿)、「ライオンズイヤー」
学名の Leonotis は、ギリシャ語で ”ライオンの耳” を意味するそうですが
英名の Lion's tail "ライオンの尾” の方が的を射ていますか
次は、例に依って過去の記事の再掲載です。
”キク科の花(3)” と題したものでした。
キク科の花(3)残りの ”秋、キク科の花(3) ” を追加します。「クジャクアスター」、「ディソディア」、「ムラサキルーシャン」です。<「クジャクアスター」>「アスター」(Call......