花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋の夕陽色(2)

2019-11-16 | 植物 花

秋に色着く № 11

「チェッカーベリー」の実が赤く色着いています、紅葉する葉と、赤味を増す実を楽しみます。

此の時季には、「センリョウ」、「マンリョウ」、「ヤブコウジ」等の同じ様な実が色着きます。

「チェッカーベリー」は、這性なので、寄せ植えなどに適しています。

夏に、「アセビ」の花に似た釣鐘型の白い花を咲かせます。

ツツジ科、コーデリア(シラタマノキ)属、耐寒性、這性、常緑小低木、北アメリカ原産

学名 Caultheria procumbens 、英名 Checkerberry 、別名 「ヒメコウジ」(姫柑子)

「オオミコウジ」(大実柑子)とか、“berry” の名前が付いているので、食べられるか思って

調べてみると、“食べられるが美味しくない、毒を含んでいる” らしいので食べない方が無難のようです。

ツツジ科の証拠は、確かに、「ツツジ」(躑躅)の葉にソックリです。

今日の ”秋の夕陽色” は、「ミナ・ロバータ」と「レオノチス」の花の色です。

<「ミナ・ロバータ」>

昼の時間が、短くなる此の季節に咲き出す、短日植物です。

総状花序に壷形の花を並んで咲かせ、花の色の赤、橙、黄、白色のグラデーションを愛でます。

花色が、赤、オレンジ、黄、白と変化する様子も愉しいものです。

同じヒルガオ科の「サツマイモ」や「アサガオ」の葉に似たハート型の葉が互生しまが

花の印象は、全く違っていて、喇叭状の形ではないのです。

ヒルガオ科、サツマイモ(イポメア)属、蔓性多年草(一年草)、メキシコ原産、中央アメリカ

学名 Ipomoea lobata=Mina lobata、英名 Spanish flag "スペイン国旗”

別名「キンギョアサガオ」(金魚朝顔)、「イポメア・ロバータ」

Vigorous climber  ”元気なクライマー” 蔓が、絡まりながら伸びて花径が空に聳える様子からとか


次の ”秋の夕陽色” は、「レオノチス」の花の色です。

<「レオノチス」>

茎の回りを取り巻くように2段から3段、花序が輪生して、長い毛が密生した筒状のオレンジ色の花が咲きます。

花冠は、二唇形で、上唇が、一枚、下唇は、三裂します。 

花序径は、10cm 位になり、草丈2m にもなって壮観です。

花後に円筒状の萼が、花が咲いた様に、段々の状態で残りますので、面白い形です。

萼の先端が、10裂して、裂開した片が、尖りますので、”河童の頭の皿” になります。

花の色は、オレンジ色が主で、白色やアプリコット色も

シソ科、レオノチス属、半耐寒性半常緑低木(下部が木化)、南アフリカ原産、学名 Leonotis leonurus

英名 Lion's ear、Wild dagga 、別名「カエンキセワタ」(火焰被綿)、「ライオンズイヤー」

学名の Leonotis は、ギリシャ語で ”ライオンの耳” を意味するそうですが

英名の Lion's tail "ライオンの尾” の方が的を射ていますか


次は、例に依って過去の記事の再掲載です。

”キク科の花(3)” と題したものでした。

 
キク科の花(3)
残りの ”秋、キク科の花(3) ” を追加します。「クジャクアスター」、「ディソディア」、「ムラサキルーシャン」です。<「クジャクアスター」>「アスター」(Call......
 

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