キンポウゲ科の「ニゲラ」(黒種草) Nigella damascena
ヤマモガシ科のユニークな形の花々が、今盛りです、“窓” の清楚な「ニゲラ」とは相反して、情熱的な色、形の花々です。
今の季節には、清涼感の有る花を望むのですが、此の花たちでは、無理のようですので、御辛抱を
次回には、清涼感タップリの花々を挙げてみます。
初めに、「ピンクッションフラワー」(リューコスペルマ Leucospermum spp.)の赤い花です、将に、<ピンクッション>です。
球形の頭状花序で、筒状の花被が長く立ち上がります、黄、赤色の総苞片が周りを囲み、長い雄蕊が飛び出ています。
葉の形が一定せず、種々の形がユニークです、異国情緒タップリの姿です、情熱的です。
ヤマモガシ科、リュウコスペルマム属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名 Leucospermum spp.
英名 Pincushion flower (針刺花)、尚、「リューコスペルマム」は、ギリシャ語で<白い種子>の意味とか
下図は、Leucospermum cordifolium 「リューコスペルマム・コルディフォリウム」
「グレビレア」(Grevillea spp.)もヤマモガシ科の花です、花期が終わりを迎えます。
「グレビレア・アルピナ」と「グレビレア・ロビンゴードン」の二種を挙げてみました。
品種に依って、円錐花序や総状花序をだします、花弁が無く、花弁の様な総苞片から長い花柱を立ち上げるのは
他のグレビア属の植物と同じです、園芸種も多くて、総苞片の色も白、ピンク、赤、黄、橙と多彩ですが
葉の形も、線形、針形、羽状と多彩です。
ヤマモガシ科、ハゴロモノキ属、常緑低木、学名 Grevillea spp. オーストラリア原産
下図は、「グレビレア・アルピナ」(Grevillea alpina) 英名 Mountain grevillea
松葉の様な針形の葉です。
下図は、交配種の「グレビレア・ロビンゴードン」(Grevillea Robyn Gordon)です、Robyn Gordon は、人名とか
葉が、平たくて裂けていますが、花の様子は、似ています、別名「ハゴロモノマツ」(羽衣松)
「グレビレア・ピグミーダンサー」(G.´Pigmy Dancer`)なども
同じヤマモガシ科で、「グレビレア」に似ている「バンクシア」(Banksia) の一品種
「バンクシア・エリキフォリア」(B.ericifolia)です、属は、「グレビレア」とは違ったバンクシア属です。
<各画像は、クリックで拡大します>
ヤマモガシ科の最後は、「プロデア」(Protea spp.)です、総苞変に囲まれた多数の小さな花が
頭状花序を作るのは、上に載せた花々と同じです。
南アフリカ近辺には、100種以上の種類が有るとのことです、今日は、代表的な「キング プロテア」(「プロテア・キナロイデス」)
King protea、学名 Protea cynaroides を挙げてみます、直径 30cm 程の大きな花です。
南アフリカの国花になっている由、アフリカをイメージさせる濃厚な花の色です。
敢えて、gif にして遊んでみました。