花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、キク科の花

2019-07-16 | 植物 花

キク科の花は、秋の開花期が相応ですが、夏にも開花するものが在ります、其の中から「ストケシア」、「アゲラタム」

「リアトリス」を挙げてみました、今後、追加するものが増えてきます。

<「ストケシア」>

花径10cm位の頭花を着けます、花は、筒状花ですが、先端が深く裂けているので舌状花の様に見えるので

集まると「ヤグルマギク」(矢車菊)に似た姿を呈します。

茎の根元から披針形で棘が在る葉が出て、互生します。

花色は、青紫色が本来の色とのことで、別名に「ルリギク」(瑠璃菊)の名前も付いています。

今では、園芸種が多く作出されて、花の色も青、紫、白、ピンク、黄等々豊富です。

日本には、大正時代に入ってきたとのこと

キク科、ストケシア属、耐寒性多年草、北アメリカ(カリフォルニア、アリゾナ)原産

学名 Stokesia laevis、英名 Stoke's Aster、別名「ルリギク」(瑠璃菊)

「エドムラサキ」(江戸ムラサキ)、「ストークス・アスター」



次は、「アゲラタム」(「カッコウアザミ」)の花です ・ ・ ・ 過去の記事から抜粋して添削しました。

<「アゲラタム」>

軟らかい質感の花を、次々と咲かせます、「アザミ」の花にも似て、舌状花が、細長いので ”ポンポン” の様に見える花です。

次に挙げる「ユーパトリウム・コエレスティナム」にも似ていますが

葉の形状が、多少違うので区別できます。

アゲラタム属は、中南米に40種位自生しているとのことですが

主に植栽されているのは、ホウストニアヌム種を中心とした其の園芸種とのこと

花色は、青紫、赤、桃、白色と多彩です、草丈の低い品種や高い品種が有ります。

”アゲラタム” とは、ギリシャ語で 長期間 ”色褪せない、年をとらない” の意味で

開花期が、長いことと、花の色が、長く鮮やかさを保つ故の命名と記されていました。

葉の形が、卵型や円形で、葉の先が、尖る「ユーパトリウム・コエレスティナム」とは、多少違います。

キク科、アゲラタム(カッコウアザミ)属、非耐寒性多年草(一年草)、中南米原産

学名 Ageratum houstonianum、英名 Ageratum、Floss flower、別名「カッコウアザミ」(郭公薊)

「ユーパトリウム・コエレスティナム」の花も上で載せた「アゲラタム」に似た花です。

<「ユーパトリウム・コエレスティナム」>

散房花序に頭花を咲かせて、筒状花から糸状の雌蘂を伸ばすので、「アゲラタム」の花の様に

花の姿が、「アゲラタム」同様、ポンポン状になります。

「フジバカマ(藤袴)/ユーパトリウム」Eupatorium fortnei の仲間です。

草丈が、120cm位に迄高くなり、草丈が低い(30cm)位の「アゲラタム」との違いです。

亦、葉の形からも両者の違いが解ります、「アゲラタム」の葉が、卵形や丸形に対して

「ユーパトリウム・コエレスティナム」は、葉の先が尖っていて、三角形です。

キク科、コノクリニウム/ユーパトリウム(以前)属、耐寒性多年草、北アメリカ原産

学名 Eupatorium coelestinum=Conoclinium coelestinum、英名 Mist flower

別名「セイヨウフジバカマ」(西洋藤袴)、「ミスト フラワー」

「ミストフラワー」は、花の姿が、”霧” の様に”煙った” 様相からです。


「アゲラタム」と「ユパトリウム・コエレスティナム」の違いは、下図の様に葉の形の違いです。

前者(左)の葉は、丸味を帯びていますが、後者(右)は、先端が尖った三角形です。

草丈の大小の違いは、前に記した通りです。

亀吉

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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