秋に色着くシリーズ № 6
「カボチャ」も色着いています、熟すとオレンジ色が主ですが、豊富な色があります。
当初、ポルトガル人が、カンボジア(ポルトガル語=Camboja)の産物として日本に持って来たので
カンボジアが、「カボチャ」に訛化したとのこと、学名 Cacurbita maxima / C.moschata
英名 Pumpkin / squash、ウリ科、カボチャ属、南北アメリカ原産、中国語「南瓜」
”秋のルビー” (4)は、「ビナンカズラ」(美男蔓)の赤い実です。
秋、紅葉が始まった木に絡み付いて、緑濃い葉の間から一層鮮やかな赤い実が顔をだします。
球状の集合果が、枝から下垂します、別名「サネカズラ」(実葛)の名前も、此の実(サネ)の見事さからの命名とか
葉も濃緑で光沢が有ります、花は、夏に雄花、雌花を咲かせますが、小さいので見落としがちです。
雄花は、花の中心に紅色の雄蕊が小球状に着き、雌花は、黄緑色の雌蕊が小球状に着きます。
マツブサ(モクレン)科、サネカズラ属、常緑蔓性本木、日本、朝鮮半島、中国原産
学名 Kadsura japonica、英名 Kadsura
別名の「ビナンカズラ」(美男葛)は、昔、枝や樹皮を水に浸して抽出した液を男性の整髪料に
薄めてシャンプーに用いた故の命名とか、美男の条件には、髪形も大切なのか ・ ・ ・
学名のKadsura は、<蔓(カズラ、ツル)>からの命名とのこと
滋養強壮の生薬(五味子)は、実を乾燥したものとのことなので
毒ではないと思って生食すると、シャキシャキした食感で味が無く、見た目の美味しさとは、懸け離れたものでした。
尚、マツブサ科には、「マツブサ」、「チョウセンゴミシ」(朝鮮五味子)等の植物が有ります。
どちらも、「ビナンカズラ」に似た花、実を着けます。
黒く太い木の幹をバックに小さな赤い実が輝きます。
下図は、雄花と雌花
花は、雌雄異花でクリーム色の花を咲かせますが、同じ様な花に見えます。
雄花は、赤茶色の雄蕊を集結させ、雌花は、薄緑色の雌蘂を集結させます。
<各画像は、クリックで拡大表示しまあす>
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最後に過去の記事の再掲載です、”秋の「サルビア」” と題したものです。
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秋の「サルビア」(2)前回に弾く続き ”秋の「サルビア」(2)” として、「サルビア・インボルクラータ」と「サルビア・レウカンサ」「サルビア・アルゲンティア」を載せてみました。<「サルビア・......