花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋、”豊穣シリーズ” (9)

2022-10-14 | 植物 花

「アキグミ」<秋茱萸>も豊穣の季節を迎えます。

「アキグミ」(秋茱萸)  Elaeagnus umbellata / Japanese silverberry  が、赤く色着き始めました。

「茱萸」の実の形は、長楕円形が一般的ですが、「秋茱萸」は、径8m/m 位の球形です。

灰緑色の葉に赤が冴えます、落葉低木です。

今日の  ”豊穣シリーズ”  は、「カンレンボク」の実です、バナナの房の様な実が、多数着きます 。

<「カンレンボク /  旱蓮木」>

果実は、「モンキーバナナ」の様な形をしています、同じミズキ科の「ハナミズキ」、「ヤマホウシ」等の

果実と似ていますが、各々、違いが有り、興味深いものが有ります。

特に、結実時には、「ヤマボウシ」の果実に極似していますが、徐々に「バナナ」の実に似てきます。

葉は、「ハンカチノキ」に似て形も、大きさも類似します。

花は、雌雄同株、初夏、多数の淡いクリーム色小さな花を球状に咲かせます。

緑色の葉の間に、多数の星状の果実が着く様子は、夜空に沢山の星が、瞬く様です。

ミズキ科、カンレンボク属、落葉広葉高木、中国原産、学名   Camptotheca acuminata

英名   Cancer tree、Tree of Life、Happy tree

別名「キジュ」(喜樹)、「カンレン」(旱蓮)・ ・ ・ 「喜樹」の名前は、此の樹木の強い生命力と

繁殖力、健康長寿、一個の果実に、多くの種子ができるので繁栄を著わし<喜樹>の名前が着いた由

英名の Cancer Tree は、抗ガン剤の原料になるからとか、生薬に<喜樹果>が、有るとのこと


7~8月頃に球状花序に小さな花を多数咲かせます、複合果の兆候が、見られます。


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