「アキグミ」<秋茱萸>も豊穣の季節を迎えます。
「アキグミ」(秋茱萸) Elaeagnus umbellata / Japanese silverberry が、赤く色着き始めました。
「茱萸」の実の形は、長楕円形が一般的ですが、「秋茱萸」は、径8m/m 位の球形です。
灰緑色の葉に赤が冴えます、落葉低木です。
今日の ”豊穣シリーズ” は、「カンレンボク」の実です、バナナの房の様な実が、多数着きます 。
<「カンレンボク / 旱蓮木」>
果実は、「モンキーバナナ」の様な形をしています、同じミズキ科の「ハナミズキ」、「ヤマホウシ」等の
果実と似ていますが、各々、違いが有り、興味深いものが有ります。
特に、結実時には、「ヤマボウシ」の果実に極似していますが、徐々に「バナナ」の実に似てきます。
葉は、「ハンカチノキ」に似て形も、大きさも類似します。
花は、雌雄同株、初夏、多数の淡いクリーム色小さな花を球状に咲かせます。
緑色の葉の間に、多数の星状の果実が着く様子は、夜空に沢山の星が、瞬く様です。
ミズキ科、カンレンボク属、落葉広葉高木、中国原産、学名 Camptotheca acuminata
英名 Cancer tree、Tree of Life、Happy tree
別名「キジュ」(喜樹)、「カンレン」(旱蓮)・ ・ ・ 「喜樹」の名前は、此の樹木の強い生命力と
繁殖力、健康長寿、一個の果実に、多くの種子ができるので繁栄を著わし<喜樹>の名前が着いた由
英名の Cancer Tree は、抗ガン剤の原料になるからとか、生薬に<喜樹果>が、有るとのこと
7~8月頃に球状花序に小さな花を多数咲かせます、複合果の兆候が、見られます。