花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋、”豊穣シリーズ” (10)

2022-10-16 | 植物 花

今回の "豊穣シリーズ ”は、「イチゴノキ」の実です、”秋色” に色着きました。

<「イチゴノキ」( 苺の木)>

「苺」の様な実を着けますが、勿論、バラ科の植物ではなくて、ツツジ科の植物です。

同じツツジ科の「ドウダンツツジ」の様な白い壺型の花を沢山咲かせます。

花期が、晩秋から初冬、果実を着けるのが、翌年の此の時季ですので、去年咲いた花からの果実と

今年の花を同時に視ることになります。

薄緑色の果実は、黄色、オレンジ、赤色と変化して熟します。

 食べられますが、美味しくなく、スカスカした食感です、学名が、Arbutus unedo ですが

unedo   は、”一度食べたら、二度と食べたくない” という意味が有るとか、不味い訳です。

ツツジ科、イチゴノキ(アルプツス)属、常緑低木、地中海沿岸、アイルランド、西フランス原産

学名   Arbutus unedo英名   Strawberry tree、別名「ストロベリーツリー」、「アルプツス・ウネド」

 

(*)実は、生食できますが、ジャムや果実酒にすることが多いようです。

真偽の程は、分かりませんが、学名の   unedo  は、“一回食べる” の意味で “二度は、食べたくない”

となるとかで、試しに食べてみましたが、スカスカした食感で、無味でした。

「イチゴ(苺)」の様な果実ですが、勿論、バラ科の植物では無く、ツツジ科の植物になります。

下図は、「イチゴノキ」の果実に似た実を着けるヤマモモ科の「ヤマモモ」です。

似ていますが、果実を着ける季節が違う点と、果実の表面が、「ヤマモモ」の方が、艶が有ります。

  

同じツツジ科の「ドウダンツツジ」の様な白い壺型の花を沢山咲かせます。 

白い花 、ピンク色の花も


 

<追加>

今日は、追加として「オキナワスズメウリ」と「カラスウリ」の熟れてきた赤い果実を挙げてみました。

熟するに従って、緑色から赤色と変化する様子が、愉しみです。

「ウリ」(瓜)の名前が、”カラスウリ” と ”スズメウリ” なので、サイズの違いからかと思っていましたが

実は、「カラスウリ」(烏瓜)は、烏が好んで食べるから此の名前になったとのこと

同じ様に、「スズメウリ」(雀瓜)は、雀が好んで食べるからとなるのですが

雀は、此の果実を好んで食べることはないようなので

「スズメウリ」の名前の由来は何でしょうか、矢張りサイズの大小からかと、勝手に判断してますが。

 

上段「スズメウリ」の実(径、約2cm位)、             下段「カラスウリ」の実 (径、約20cm位)



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