紅葉スリーズ № 5
「ナンキンハゼ」と「ツタ」の紅葉
初めは、「ナンキンハゼ」(南京櫨)の紅葉を挙げてみました。
街路樹や公園で、赤や黄色の葉が舞え落ちる様子は、素晴らしいものです。
葉の形は、“三角状広卵形” 、晩秋の陽の光を受けて、ヒラヒラと舞い落ちます。
秋には、黒く実が熟して裂け、白い三個の種子が現れます。
「ハゼ」(櫨)の実と同様、蝋の原料とした由
トウダイグサ科、ナンキンハゼ属、落葉高木、中国原産、学名 Triadica sebifera
英名 Chinese tallow tree 、将に<蝋燭の木>です。
別名「トウハゼ」、「カンテラノキ」とか
紅葉する前に、白い種子が、弾けます。
今日の “黄葉、紅葉” の最初に「ツタ」(蔦)の葉の紅葉を載せてみました。
今の時期、樹木や岩等に絡み付く、紅葉した「ツタ」の葉を視ることができます。
既に葉を落として、葉茎だけが残って絡み付いた姿も視られる様になりました。
ブドウ科、ツタ属、落葉性木本、学名 Parthenocissus tricuspidata 、英名 Boston ivy
別名 「アマズラ」、「ナツヅタ」、「モミジヅタ」 等々、「ナツヅタ」(夏蔦)の名前は
ウコギ科の「キズタ」(木蔦)の別名を「フユヅタ」(冬蔦)と呼ぶことことからとか
亦、「アマズラ」は、此の木の樹液から甘味料を採ったとのこと
「ナツヅタ」の葉が紅葉するのに対して、「フユヅタ」(冬蔦)は、真冬でも落葉せず緑々しています。
丸い濃紺の実と、赤い葉のコントラストが鮮やかです。
対称的に、真冬でも緑色が濃い「キヅタ」(フユヅタ)の葉です、紅葉はしないのです。
今日は、過去に載せた記事で興味を持たれたものを再度載せました。
季節違いの「イチジク」の記事でした、”冬の「無花果」” です。
” 這う「イチジク」” の「フィカス・プミラ」果実です、今年もピンク色に熟してきました。
「イチジク」(無花果)と同じ様に、”花が詰まった袋” の中に花を咲かせるのです、「無花果」の仲間なのです。
共生昆虫のイチジクコバチに依って受粉、11月から12月頃に実が熟します、食用になるようです。
葉が白い斑入りなどの品種も有り、観葉植物として人気が有ります。
幼葉の頃は、葉が薄く、柔かで波打っていて、円形ですが
段々と、光沢が出て、肉厚で硬く、葉先が尖ってきます、更に、蔓も太く
葉も大きくなり、見違える程の変化をします、蔓性なので、気根で樹木や岩等に這い登ります。
クワ科、フィカス(イチジク)属、常緑生蔓性木本、東南アジア原産、学名 Ficus pumila
英名 Creeping fig、Climung fig、別名「オオイタビ」(大崖石榴)
下図は、 幼葉(左)と大きくなった葉(右)
最後は、昨年の記事を再度載せました、>続きを読む>から入って下さい。
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