花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

此の時季のヤマモガシ科の花

2017-06-20 | 植物 花

「サボテン」(覇王樹)の花が、夜開きます、翌日昼頃迄の命ですが

次々と新しい花が、開花の準備をしています、妙なる香りです。

最初のヤマモガシ科の花は、「レウコスペルマム、別名リューコスペルマム」leucospermum spp.です。

「レウコスペルマム」は、ヤマモガシ科、レウコスペルマム属の総称とのことで

多数の種類が有るようですが、今日は、「レウコスペルマム・コーディフォリウム」を挙げてみました。

花の形が、珍しいものです、形容が難しいので、書物から借用した表現では

”黄色や赤色の総苞で包まれて、周辺に、細い筒状の花被を伸ばし、長い雄蘂が突き出る”

他には、”小さな花が集まって、球状の頭状花序を出す。” との表現が記されていましたが

論より証拠、画像を視て頂ければ、一目瞭然です。

夏には、一層、暑苦しい姿ですが、南アフリカ原産なので、暫し、ご辛抱をお願いする次第です。

ヤマモガシ科、レウコスペルマム属、半耐寒性落葉低木、南アフリカ原産

学名 Leucosperumum cordifolium、英名 Pincushion flower(ピンクッションフラワー/針刺し花)

 
 

次のヤマモガシ科の花は、「プロテア」Protea spp. の花です。

「プロテア」もヤマモガシ科、プロテア属の総称とのことで、南アフリカに90種有ると言われています。

”アフリカの印象” が強く感じられる花です、此の花も ”頭状花序が、総苞で飾られています。

名前の由来は、ギリシャ神話の神、プロテウス(Proteus)に由来するとか

姿を自由に変えられる神とのこと、由来との関係は、分からないので、割愛します。

南アフリカの国花とのことです。

今日は、花径が、30cmにもなる「キング・プロテア」を載せてみました。

ヤマモガシ科、プロテア属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名 Protea synaroides 

英名 King Protea、別名「キング・プロテア」、「ジャイアント・プロテア」


 一昨年、開花の様子をgif にした画像が、有りましたので再度載せました。

 最後のヤマモガシ科の花に「グレビレア」Grevillea spp.を挙げます。

品種、園芸種とも多数で、花の色も赤、黄、ピンクと豊富です。

円錐花序や総状花序に、花弁のように見える筒状の苞を着けます、長い雄蘂が目立ちます。

葉は、線形や針形で羽状に裂け、花との相性が愉しめます、花の姿が、蜘蛛の足を想像させるのか

「スパイダーフラワー」の名前も付いています。

品種に依って、花の印象が、大分違う印象を与えます、蜘蛛の足にも似ています。

今日は、「グレビレア・アルピナ」(Grevillea alpina)と

「グレビレア・ロビン ゴードン」(G.cv.Robyn Gordon)の二種を挙げました。

名前は、イギリスの植物学者、Charles Graville に因るとのこと

ヤマモガシ科、ハゴロモノキ=グレビア属、常緑低木、高木、オーストラリア、パプアニューギニア原産

下図3枚は、「グレビレア・アルビナ」

 

 
 

 下図は、「グレビレア・ロビンゴードン」です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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