「マンデヴィラ」の季節です。
主に、「アマビリス」(Mandevilla × amabilis)、「ボリビエンシス」(Mandevilla × boliviensis )が
多く視られます、大振りで、涼しげな花達です。
前者には、「サンパラソル」、「ピンクパフェ」、「ローズジャイアント」(右上下図)
後者には、「サマードレス」(左下図)等の品種が有ります。
樹木花の最初は、「ケムリノキ」(煙の木)です。
木々が、”煙” に覆われている様にも見えます、また、”霞” が、棚引いてる様にも
”煙” の様に見えるのは、花では無く、花が咲き終わった後の花柄が、多数分岐して糸状になったものとか
花は、小さな(花径3mm位)5弁の花で、薄緑色や紫色で、見栄えは、イマイチです。
ウルシ科、ハグマノキ属、落葉小高木、ヨーロッパ原産、学名 Cotinus coggygria
英名 Smoke tree、別名「ハグマノキ」(白熊(はぐま)の木」、「スモークツリー」、「カスミノキ」(霞の木)
*白熊(はぐま)とは、動物のヤクの尾の毛のことで、白い毛の様な姿を著わしているようです。
葉が、紫色の「ロイヤル パープル」Cotinus coggygria 'Royal Purple' も
下図は、葉が紫色の「ロイヤルパープル」Cotinus coggygria 'Royal Purple' の花です。
次の樹木花は、「モリシマアカシア」です。
頭状花序に、くrのポンポンの様な球状の花を咲かせます。
「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」の仲間ですが、開花時季は、此等より遅く、最後になり
今は、最盛期も終わりになってきました、甘い香りが、風に乗って漂います、羽状複葉の葉が、涼しげです。
マメ科、アカシア属、常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia mollissima (M.mearnsii)
英名 Black wttle 、<モリシマ>の名前は、学名の Mollissima からとか
最後の "樹木花” は、「シナノキ」(科の木、シナボダイジュ)です。
散房花序で、淡い黄色い花を下向きに咲かせます、葉は、ギザギザの縁で、先端が尖ったハート形です。
レモンの香りがします、花は、雄蘂が長く目立ち、篦状の苞葉が、一枚付いたユニークな葉の形をしています。
「ボダイジュ」(菩提樹)の仲間で、謂わば ”日本の菩提樹” です。
名前の由来も諸説有るようで、信濃(長野県)で多く視られるからとか、アイヌ語の<シナ>からで
結ぶとか縛る意味で、樹皮が柔らかく、結束様に利用したことからとのこと
秋の紅葉も見応えが」有ります。
シナノキ科、シナノキ属、落葉高木、日本固有種、英名 Tilia japonica
因みに、中国原産のシナノキ科の "菩提樹” は、Tilia miqueliana、「リンデンバウム」の名前の
「西洋菩提樹」は、Tilia × europaea、「インドボダイジュ」(印度菩提樹)は、クワ科で Ficus religiosa です。
秋には、下図の様な実が生ります。
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