花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今頃の樹木花

2017-06-18 | 植物 花

「マンデヴィラ」の季節です。

主に、「アマビリス」(Mandevilla × amabilis)、「ボリビエンシス」(Mandevilla × boliviensis )が

多く視られます、大振りで、涼しげな花達です。

前者には、「サンパラソル」、「ピンクパフェ」、「ローズジャイアント」(右上下図)

後者には、「サマードレス」(左下図)等の品種が有ります。

 

 樹木花の最初は、「ケムリノキ」(煙の木)です。

木々が、”煙” に覆われている様にも見えます、また、”霞” が、棚引いてる様にも

”煙” の様に見えるのは、花では無く、花が咲き終わった後の花柄が、多数分岐して糸状になったものとか

花は、小さな(花径3mm位)5弁の花で、薄緑色や紫色で、見栄えは、イマイチです。

ウルシ科、ハグマノキ属、落葉小高木、ヨーロッパ原産、学名 Cotinus coggygria

英名 Smoke tree、別名「ハグマノキ」(白熊(はぐま)の木」、「スモークツリー」、「カスミノキ」(霞の木)

*白熊(はぐま)とは、動物のヤクの尾の毛のことで、白い毛の様な姿を著わしているようです。

葉が、紫色の「ロイヤル パープル」Cotinus coggygria 'Royal Purple'



 下図は、葉が紫色の「ロイヤルパープル」Cotinus coggygria 'Royal Purple' の花です。

 

次の樹木花は、「モリシマアカシア」です。

頭状花序に、くrのポンポンの様な球状の花を咲かせます。

「ギンヨウアカシア」や「フサアカシア」の仲間ですが、開花時季は、此等より遅く、最後になり

今は、最盛期も終わりになってきました、甘い香りが、風に乗って漂います、羽状複葉の葉が、涼しげです。

マメ科、アカシア属、常緑高木、オーストラリア原産、学名 Acacia mollissima (M.mearnsii)

英名 Black wttle 、<モリシマ>の名前は、学名の Mollissima からとか

 最後の "樹木花” は、「シナノキ」(科の木、シナボダイジュ)です。

散房花序で、淡い黄色い花を下向きに咲かせます、葉は、ギザギザの縁で、先端が尖ったハート形です。

レモンの香りがします、花は、雄蘂が長く目立ち、篦状の苞葉が、一枚付いたユニークな葉の形をしています。

「ボダイジュ」(菩提樹)の仲間で、謂わば ”日本の菩提樹” です。

名前の由来も諸説有るようで、信濃(長野県)で多く視られるからとか、アイヌ語の<シナ>からで

結ぶとか縛る意味で、樹皮が柔らかく、結束様に利用したことからとのこと

秋の紅葉も見応えが」有ります。

シナノキ科、シナノキ属、落葉高木、日本固有種、英名 Tilia japonica

因みに、中国原産のシナノキ科の "菩提樹” は、Tilia miqueliana、「リンデンバウム」の名前の

「西洋菩提樹」は、Tilia × europaea、「インドボダイジュ」(印度菩提樹)は、クワ科で Ficus religiosa です。

 

 

 
 

秋には、下図の様な実が生ります。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


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