花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

今、「ヘリクリサム」三種

2015-05-07 | 植物 花

花壇(3)

「ヘリクリサム」(Helichrysum spp.) で最初に思い浮かぶのは、「テイオウカイザイク」(帝王貝細工、麦藁菊)ですか

 「菊」と同様に、頭状花序を出して花を着けますが、舌状花ではなく、総苞花の違いが有ります。

花が、“貝細工” の様に光沢が有り、名前の由来になっています、また、質感が “麦藁” の様なのも

「麦藁菊」の名前の由来のようです、英名も Strawflower 、子供の頃は、確か “カシャカシャバナ” と呼んでました。

ドライフラワーにすることが多いようです、花色は、黄色以外に、赤、橙、白、桃色等が有ります。

キク科、ムギワラギク属、半耐寒性一年草、オーストラリア原産、学名 Helichrysum bracteatum

「ヘリクリサム」の意味は、ラテン語で<太陽>と<黄金>とか、太陽の様に照り輝くからかな

<太陽>と<黄金>で “帝王”  ・ ・ ・ かも、不明です。


次は、「ヘリクリサム・シルバーキャンドル」です。

 

 

ヘリクリサム属には、この様な花も有ります。

尖った蕾の先端が濃い赤色、葉が銀色なので、

名前の<´シルバーキャンドル`>の由来とか、赤く燃える蝋燭の炎です。

学名 Helichrysum retortum ´Silver Candle`

英名 Showy everlasting 、キク科、ヘリクリサム属

南アフリカ原産、半耐寒性多年草

 

 


次に、「ヘリクリサム」の中でもチョット珍しい白い花の「ヘリクリサム・アルギロプシス」を挙げてみました。

キク科、ヘリクリサム属で、他の「ヘリクリサム」と同じです、南アフリカ原産の多年草

銀色の葉と、銀白色の花とのコラボが見事です。

学名 Helichrysum=Syncarpha=Heliptrum) argyropsis

別名 「ヘリクリサム ´ホワイト フェリー」(Helichrysum ´White Ferry`)



<以上の画像は、クリックで拡大します>

銀白色が眩い可憐な花です。

 

次は、「ヘリクリサム」の名前でも呼ばれる「ハナカンザシ」(花簪)です、褐色の丸い蕾を簪に擬えたとか

苞が生育して花弁の様になります、質感は、他の「ヘリクリサム」同様カシャカシャした感じです。

キク科、ローダンセ属で、「ヘリクリサム」 より 「ローダンセ」(「ヒロハノハナカンザシ」、「ヒメカイザイク」)の仲間とのこと

旧属名がヘリクリサム属なので、「ヘリクリサム」の名前で、今でも呼ばれています。

キク科、ローダンセ属、一年草、半耐寒性一年草、オーストラリア原産学名 Rhodanthe chlorocephala ssp.rosea

=Helipterum roseum=Acroclinium roseum、別名 「アクロクリニゥム」

 

次は、「ヘリクリサム ´ペーパーカスケード`」です、昨年のブログから抜粋しました。

学名 Helipterum anthemoides´ Paper Cascade` オーストラリア原産の多年草です。

似た花で、「ヘリクリサム」の名前が付いた「ハナカンザシ」の花弁(厳密には苞片)の先端が丸いのに対して、「ペーパーカスケード」は

花弁の先が尖っています、亦、蕾も赤い苞片で覆われていて、前者が球状なのに対して、後者は、先が尖った

円錐形の違いが有りますが、開花にしたがって内側の白い総苞が花弁の様に開きます。

花弁(苞)は、カシャカシャした薄い紙の様です。

Photo_2

Photo_5

他に、「ヘリクリサム」には、早春に咲くピンクの花「ヘリクリサム・カッシニアナ」(Schoenia cassiniana

小さな黄色い花の「ヘリクリサム ペパーデージー`」(H.subulifolium

花よりも観葉植物として愛でる「ヘリクリサム・ペティオラレ´ライムライト`」(ヘリクリサム・オーレア)(H.petiolare ´Limelight`

「ヘリクリサム・シルバー」(「ヘリクリサム・ペテオラレ」)(H.petiolare

「ヘリクリサム・ティアンシャニクム」(H.thianschanicum)等々です。


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