花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

稔りの季節シリーズ № 4 「ロウヤガキ」

2024-11-08 | 植物 花

シリーズの今日は、「ロウヤガキ」の実にしました、形状がユニークで一般の「柿」の実とは違った印象です。

追加として、瑞々しい照り輝く「ミズレンブ」の実も載せました。

ルビー色に照り輝く「ロウヤガキ」の果実です。

<「ロウヤガキ」(老鴉柿)>

小型の「柿」なので、「ヒメガキ」(姫柿)の別名が付いています、亦、蕚が長く大きいので

子供達の正月の遊具<羽根衝き>の<羽根>に似ているので、「ツクバネガキ」(衝羽根柿)の別名も付いていました。

亦、「老爺柿」の名前が、付いています、実の皮の斑点が、老人の皮膚の<染み>を著わすのか ・ ・ ・ な

熟した時の実の色は、橙や真紅、形も球形や楕円形と多少違う種類が有り、斑点の入り具合も多彩です。

盆栽仕立てで愉しむことが多いようですが、生食には、渋くて、渋くて ・ ・ ・ 

澄みきった秋の空に映える夕陽のように、真赤に輝きます、<ルビー>に喩えました。

カキノキ科、カキノキ属、落葉小高木、雌雄異株、中国原産、別名「ヒメガキ」

学名   Diospyros thombifolia英名   Chinese persimmon


 

次は、「ミズレンブ」の赤く熟した実です。

<「ミズレンブ」(水蓮霧)>

植物園の温室等では、周年、「ミズレンブ」の実を視ることが出来ますが

此の時期、赤く熟した実を露地でも視ることができます。

「ミズレンブ」は、「レンブ」  Syzygium samarangense   の仲間で、水分が多い「レンブ」なので

此の「ミスレンブ」の名前が、付いたとのことです。

蝋を塗ったような艶が、「レンブ」の英名   Wax Apple   に頷けます。

<トロピカル フルーツ>として、生食ができるそうです、経験は無いのですが、林檎の風味とか

葉も綺麗なので、観葉植物としても愛でられています。

初夏の頃に、漏斗状の白や淡い桃色の4弁花を咲かせます、多数の雄蘂が、放射状に長く伸びます。

フトモモ科、フトモモ属、非耐寒性小高木、学名 Syzygium aqueum

英名  Water Apple、Rose Water Apple、別名「ジャワフトモモ」、「ミズフトモモ」、「ミズジャンボサ」

他の画像  =

植物園の温室等では、周年、「ミズレンブ」の実を視ることが出来ます、春からは、露地でも視れます。

葉も綺麗なので、観葉植物としても愛でられています。

 

 下図は、花です、雄蘂が ”爆発” して、花弁が隠れてしまいます。

 


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