日本、世界中に分布する「ビロードモウズイカ」Verbascum thapsus も此の時季の人気の花で
帰化植物で、野生化していて、至る所で、高く草丈を伸ばした姿を目にします。
ロゼット状で、大きな葉の中心から長い花茎を出し、花冠が、5裂した小さな花を多数咲かせ
葉や茎には、細かい銀白色の毛が、密生していて、陽の光に輝きます。
密集した蕾が、徐々に、下から上へと小さな花となって天を突いて開花する様は、雄大です。
淡い大きな黄色の花との調和が、見事です。
尚、「モウズイカ」毛蕊花 の名前は、雄蘂に細かい毛が、生えているからとか
ゴマノハグサ科、モウズイカ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、北アフリカ軍産
学名 Verbascum thapsus、英名 Greet Mullein、Common Mullein
別名 「バーバスカム・タプスス」
下図は、「モウズイカ」毛蕊花の名前の由来、雄蘂に細かい毛が密集してるからとか
追記、尚、「パーパスカム」には、他に「パーパスカム・ボンビシフェルム」が、有ります。
<「パーパスカム・ボンビシフェルム」>
「ビロードモウズイカ」の仲間で、花の色も淡い黄色、シルバーリーフとの調和が素晴らしいものです。
似た花の「ビロードモウズイカ」 (V.thapsus) より背丈が高くならないのも
特徴の一つで、亦、銀緑色のロゼット状の葉も「バーバスカム」の中でも美しいものです。
花序高 30から50Cm、草丈 100から150Cm
ゴマノハグサ科、モウズイカ属、耐寒性多年草、ヨーロッパ原産、学名 Verbascum bombyciferum
別名「マレイン」、英名 「シルバーマーレイン」 (Silver mullein)
次は、”夏スミレ” の別名を持つ「トレニア」です、此の花もゴマノハグサ科に属します。
一般に「トレニア」と称するのは、「トレニア・フルニエリ」Torenia fournieri を指す由
花色もピンク、青紫、白等華やかな色合いです、他に40種と多数の品種が有るとのことですが
今日は、花色が黄色で中心が暗紅紫色、ツートンカラーが、美しい「トレニア・バイロニー」です。
<「トレニア・バイロニー」>
匍匐性なので、花壇の縁取り、ハンギング等に最適です、花径は、約2Cm位、一見「スミレ」に似ています。
夏の暑さにも強く、秋口まで咲き続けます、開花期が長いので長く愉しめます。
ゴマノハグサ科、トレニア属、非耐寒性一年草、
学名 Torenia baillonii=Torenia flava 、別名 「スージーウォン」
以下は、過去に載せたゴマノハグサ科の花々の記事です、再掲載ですが、御覧下さい。
<「リナリア・マロッカナ」>
「リナリア」には、此の「リナリア・マロッカナ」以外に
多年草「リナリア・プルプレア」 Linaria purpurea
「リナリア・レティクラタ」 L. reticulata
「リナリア・ブルガリス」 L. vulgaris 等が
少しずつ趣が違いますが、「リナリア」と称するのは
一般に、此の「リナリア・マカロッサ」を指すとのこと
日本にも仲間の「ウンラン」 L. japonica が有ります、・ ・ ・ ・ ><続きを読む
<「リナリア・ブルガリス」>
淡い黄色と濃い橙色のツートンカラーの花を穂状に咲かせて
立ち上げ、下から上へと順次咲き登ります。
「キンギョソウ」に似た花で、唇型の上唇は、2裂、下唇は、3裂
下唇に橙色の盛り上がった所が視られます。
葉は、淡い緑色の線形、花が、日本固有種の「ウンラン」
(海蘭)Linaria japonica にも似ているので
「ホソバウンラン」(細葉海蘭)の別名も付いています ・ ・ ・ <続きを読む