今年も「サボテン」の花が、咲き始めました、周りが、暗くなると徐々に開花が、始まります。
昼頃から蕾の先端が、脹らみ、ピンク色に変色し始めます、下図の撮影時間は、午後7時から
9時30分頃でした、開花後は、翌々日迄、花を観賞できます。
此の時季のアジサイ科の花2種挙げました、「ハイドランジア ’アナベラ’ 」と
「カシワバアジサイ」(柏葉紫陽花)の花です。
他に、似た花で、スイカズラ科の「オオデマリ」(大手鞠)も載せてみます、開花時季も終りに近づいてます。
<「ハイドランジア ’アナベラ’ 」>
「アジサイ」(紫陽花)の仲間ですが、日本原産種を改良した「アジサイ」(紫陽花)の花とは少し趣が違います。
小さな装飾花が密集して咲き、手鞠状の大きな花房(20~30cm位)を作ります。
北アメリカ原産の「アメリカノリノキ」Hydragea arborescens の変種を改良した園芸種とのこと
花弁の無い両性花は、手鞠状の装飾花に隠れて咲きますので、外からは、見えないのです。
花色は、白が主ですが、ピンクの花も有る様です。
花色は、淡い緑から純白、再度、緑になり最後は、乾燥して茶色に変化します、ドライフラワーにします。
アジサイ(ユキノシタ)科、ハイドラジア属、耐寒性落葉低木、北アメリカ原産(園芸種)
学名 Hydragea arborescens 'Annabelle' 、別名「アナベル」、「ハイドラジア・アルボレッセンス’」
「アメリカノリノキ ’アナベル’」、<アナベル>の名前は、諸説有る様ですが
原種の発見地、北アメリカ、イリノイ州、アンナ市に因るとのこと
次は、「 カシワバアジサイ」の花です。
円錐形の花序に、花に見える小さな装飾花を多数咲かせます。
葉は色は、白色ですが、秋に頃には、段々とピンク色に変色します、一重や八重咲きが有ります。
”カシワバ” の名前の由来は、葉が「カシワ」(柏)の葉に似ているからとか、5~7カ所が深く裂けています。
緑茶色の葉は、秋には赤くなり、綺麗な紅葉が視られます。
アジサイ(ユキノシタ)科、アジサイ属、耐寒性落葉低木、北アメリカ原産、学名 Hydrangea quercifolia
最後は、似た花の「オオデマリ」(大手鞠)別名「テマリバナ」(手鞠花)を挙げてました。
花期は、今月一杯で終わります、アジサイ科の花ではなく、スイカズラ(レンブクソウ)科の花です。
日本に分布する「ヤブデマリ」(藪手鞠)Viburnum plicatum var.vartomentosum の園芸種とか
花は全て装飾花で、径が10cm 位の球状になります。
雄蕊、雌蕊が退化しているので、結実しないようです。
葉は、皺が寄っている様に視えます、学名の は、”プリーツ在る” 意味とのこと、秋に、紅葉します。
スイカズラ(レンブクソウ)科、ガマズミ属、耐寒性落葉低木、園芸種
学名 Viburnum plicatum var.plicatum、別名「テマリバナ」(手毬花)、「ジャパニーズ スノーボール」
「ハイドランジア ’アナベル’」と「オオデマリ」の花は、似ていますが、葉の姿で見分けられます。
上図(左 )「ハイドランジア ’アナベル’」、(右)「オオデマリ」の葉
<各画像は 、クリックで拡大表示します>