私がこの博物館 Museo Nazionale Etrusco di Villa Giuliaで
ぜひ観たかったのがガイドブックの表紙のこれ。
「夫婦の寝棺」Sacrofago degli Sposiと呼ばれる紀元前6世紀のもの。
エトルリアの墳墓にあって、死後の道具を入れていたそうです。
二人の少し微笑んだ表情が美しいのはもちろん、
夫が妻の肩に手を回し、包み込むような姿に理想を感じます。
「うわ~、いいなあ」
って、一人で観に来ているのがもったいないと思う私です。
実はボルゲーゼ公園からの入り口は正面ではなく、中庭をはさんでいるのでした。
ルネッサンス様式の建物の向こう側が正面の入り口。
そして、この「夫婦の寝棺」は、このとき、上の写真の中ではなく
横にある建物の1階の隅にありました。
えっ、ここから入るの?っていうほどの扉から入るのです。
もしかしたら、工事中だったのかも。
法王ユリウス3世のための別荘は1550年ごろのもの。
天井や壁面は修復されてきれいになっています。
アーチの上の階を見て、1階に行くと、正面入り口。
ということは出口でもあるわけですが、まだ観ていないものもあるようです。
ここで、出るわけにいかないなと思いブックショップでガイドブックを
買いました。
開いてみると、見過ごしているものがいっぱいあることがわかりました。
そこで、一案。
美術館に入ったら、まず 気にいったガイドブックを買って、
それに沿って観ていくのです。
すべての作品が掲載されているとは限りませんが、観るべき作品は
押さえてあるはず。
お目当てのものがどこにあるかもわかります。
続く
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