Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

フィレンツェから日帰りで ☆ルッカその5

2007-07-18 00:28:44 | ☆イタリア 記憶の風景



 サン・ミケーレ広場から歩いてすぐ、小路を抜けると小さな中庭のような
 広場があります。

 あれ、思ったより小さいぞ。
 だからこの像が大きく見えるのかしら・・・

 


 実は、この人を訪ねてルッカに来たのでした。
 彼の名は ジャコモ・プッチーニ (Giacomo Puccini)
 この辺りに 彼の生家があり、博物館となっているのです。

 何年か前、あるテレビ旅番組で森公美子さんと羽田美智子さんが
 ここを訪れているのを見ました。

 Pisaから始まり、Lucca、Carrara、Portofino、Sanremoを旅する
 食と文化の旅は私の好みにぴったり。
 このとき録画したビデオは何回も見ています。

 ここルッカのプッチーニの像の前で、森さんがアリアの一節をちょこっと歌って
 いましたが、さぞかし響きわたっていたことでしょう。
 本当に思ったより小さい空間です。

 そのとき、訪ねていた生家博物館が 見当たらなくて、何人かに聞きました。
 (博物館といっても普通のアパートのような感じだと記憶していました。)

 像の近くのバールのおにいさんは「ああ、あそこね。閉まってるよ。」
 とあっさり言います。
 ルッカ市民らしいシニョーラは「わかりにくいけど、ここなのよ。」
 と、教えてくれたところは、本当に普通のアパート。

 
 


 壁にこの小さなプレートがなければ わからないのは当たり前なほど。

 閉まっているって休憩中?
 呼び鈴を押そうか迷っていると、そこに同じように訪ねてくる旅人が
 集まってきました。
 「ここですよね。」「そうにちがいない。閉まってますか。」
 一人の紳士が近くのお店に聞きにいってくれました。
 「閉まっているそうです。修復のため、2年間。」

 えええ~つ!!! 二年間?
 みんな、びっくりです。

 プッチーニの音楽を聴きながら、彼の遺品を見たかったのに。

 ま、仕方がありません。
 像の前で写真をとり、あきらめることにしました。



 小路が続くこの辺り、いろんなお店があります。
 ここは Polleria ポッレリーア 。家禽商。
 鶏肉やウサギのお肉を売っています。
 看板にひかれて思わずシャッターを押しました。

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