5月1日(火)午後、気象庁は硫黄山の噴火警戒レベルを2に引き下げました。
気象庁の発表は次の通りです。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベルを2へ引下げ
報道発表日平成30年5月1日
概要
本日(1日)14時00分に霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げました。
本文
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、本日(1日)14時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
今後も、えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰や小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
なお、火山性地震の多発や急激な地殻変動などが認められれば、再び噴火警戒レベルを引き上げます。(引用終わり)
ライブ画像 UMKテレビ宮崎 5月1日16時48分
規制範囲の縮小に伴いえびの高原駐車場には数台の車が止まり、行楽客の姿も見えます。
ライブ画像 MRT宮崎放送 5月1日16時49分
ホテルからの映像でしょうか、県道沿いの噴気孔がすぐ近くに見えます。
えびの市が5月1日発表 警戒レベル引き下げに伴う規制範囲図(拡大)
県道沿いに新たに噴気孔が開き、えびのエコミュージアムセンターまで500m程度しかありません。しかし、警戒範囲の中心点は硫黄山のままです。火山噴火への警戒範囲としては頭をひねるしかありません。
大型連休期間中でもあり、ミヤマキリシマシーズンを前に地元観光産業などからの要請が強かったのでしょうか。噴気孔が新たに西側に出現したわけですから、警戒範囲はその分だけ西側に広げるのがごく自然と言うものでしょう。
昔のえびの高原はこんな風景だったと言えなくもありませんが、噴火してからまだ一ケ月も過ぎていません。有毒な火山ガスも出ていますし、熱泥水も流出しています。御嶽山はレベル1で噴火し、大災害を引き起こしました。
現状の観測体制では確実に噴火を事前予知することは困難です。気象庁は噴火した当時、新噴気孔の予測はしていませんでした。気象庁と地元で綱引きをして、いやいやながら気象庁が警戒レベルを下げたような発表内容です。
あまりにも経済優先の発表ではないでしょうか。噴火災害の場合、自治体や気象庁が金銭補償をするはずもなく、つまるところは自己責任でしょう。御嶽山、本白根山、阿蘇山のような悲劇が起きないことを祈るしかありません。
気象庁の発表は次の通りです。
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベルを2へ引下げ
報道発表日平成30年5月1日
概要
本日(1日)14時00分に霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)の噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)に引き下げました。
本文
霧島山(えびの高原(硫黄山)周辺)では、本日(1日)14時00分に火口周辺警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げました。
今後も、えびの高原の硫黄山から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰や小さな噴石が風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
なお、火山性地震の多発や急激な地殻変動などが認められれば、再び噴火警戒レベルを引き上げます。(引用終わり)
ライブ画像 UMKテレビ宮崎 5月1日16時48分
規制範囲の縮小に伴いえびの高原駐車場には数台の車が止まり、行楽客の姿も見えます。
ライブ画像 MRT宮崎放送 5月1日16時49分
ホテルからの映像でしょうか、県道沿いの噴気孔がすぐ近くに見えます。
えびの市が5月1日発表 警戒レベル引き下げに伴う規制範囲図(拡大)
県道沿いに新たに噴気孔が開き、えびのエコミュージアムセンターまで500m程度しかありません。しかし、警戒範囲の中心点は硫黄山のままです。火山噴火への警戒範囲としては頭をひねるしかありません。
大型連休期間中でもあり、ミヤマキリシマシーズンを前に地元観光産業などからの要請が強かったのでしょうか。噴気孔が新たに西側に出現したわけですから、警戒範囲はその分だけ西側に広げるのがごく自然と言うものでしょう。
昔のえびの高原はこんな風景だったと言えなくもありませんが、噴火してからまだ一ケ月も過ぎていません。有毒な火山ガスも出ていますし、熱泥水も流出しています。御嶽山はレベル1で噴火し、大災害を引き起こしました。
現状の観測体制では確実に噴火を事前予知することは困難です。気象庁は噴火した当時、新噴気孔の予測はしていませんでした。気象庁と地元で綱引きをして、いやいやながら気象庁が警戒レベルを下げたような発表内容です。
あまりにも経済優先の発表ではないでしょうか。噴火災害の場合、自治体や気象庁が金銭補償をするはずもなく、つまるところは自己責任でしょう。御嶽山、本白根山、阿蘇山のような悲劇が起きないことを祈るしかありません。
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