花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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中国系ゴミの行方は?(鹿児島県吹上浜)

2013-09-07 18:10:46 | 吹上浜

この夏に薩摩半島西岸に大量漂着した中国系ゴミの話です。吹上浜に漂着し始めてから最近までの砂浜の様子を振り返ります。撮影場所は日置市日吉町で、画像には撮影日付を書き込みました。

最初の画像は7月19日。今年の梅雨明けは7月8日で期間中の雨量は少なくて海岸には殆ど漂着物がありません。吹上浜では毎年市民参加の海岸清掃作業が2回あり、4月下旬と7月中旬に実施され海岸線はきれいです。



次は7月22日です。台湾や中国南部の生産地が表示された飲料水ペットボトルがありましたが数はわずかでした。海はまだ穏やかです。



7月25日は戻り梅雨を思わせるぐずついた天候。南西の風に乗って漂着物が増えてきました。



7月29日、海岸線にはずっとゴミが漂着しています。かなりの量です。



8月1日、6日、9日。西よりの風が続きゴミの漂着が続いています。
普段の夏なら鹿児島市街地に降ってくる桜島の火山灰が大隅半島に降り続きました。







8月11日(日)は波が穏やかになり釣り人の姿が見えます。漂着したゴミは渚から離れた上の方にそのまま残っています。

日置市職員による海岸清掃が一部で実施されました。医療系のゴミを専門業者に処理してもらうのに多額の経費がかかったそうです。お盆前の炎天下での作業、大変お疲れ様でした。



8月18日は東よりの風が強く吹き、砂浜に漂着した発泡スチロールの小片やペットボトルが飛ばされて海に流れて行きました。



8月22日、大潮でうねりが出てきたので漂着したゴミの大半が再び波に洗われています。回収しておいたガラス瓶などの危険物も半分ほどが流出してしまいました。



9月4日、台風17号は午前3時頃に指宿市に上陸。それまでに降り続いた大雨で近くの川から木切れや竹、枯葉などが帯状に流れ着いています。プラスティックや危険物などはなくて、乾燥すれば焼却処理できるゴミです。



こちらは同じ日の中国系ゴミ。強風で飛んできた砂に大半が埋もれています。ゴミが一番あった時期の半分程度に減っていますが、やはりここにそのまま手付かずなのです。



まだこれから台風の接近などで海が荒れるとゴミは再び海に流れ出すことでしょう。海が荒れなければ冬場の季節風で埋もれてしまいゴミの堆積が進んでしまいます。

日置市では職員による海岸清掃を計画されています。医療系の危険物も多いため市役所職員で対応されるとのこと。早くきれいな海岸線が戻ることを願っています。

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