7月31日のTBS世界遺産は、天才建築家アントニ・ガウディがバルセロナに残した作品群を空からカメラが迫るということで、未完の傑作サグラダ・ファミリア教会の最新映像やグエル公園、カサ・ミラなどの独創的な建築物の空からの映像を楽しむことができた。ガウディが活躍した時代は、バルセロナが新しい町へと変貌を遂げる真最中で、その中でガウディの魅力的な作品群は異彩を放っていたものと思われる。
サクラダ・ファミリアは、1882年に着工したが、未だに完成しておらず、2026年に完成をめざしているもののコロナ禍で作業が大幅に遅れているようである。この教会には、1987年11月と2012年5月に二度訪れているが、2010年には礼拝堂が完成しており、2回目の訪問では、かなり出来上がっている印象を受けた。向かい側の池のある公園からの眺めも圧巻であるが、夜のライトアップも見事で、一見の価値は十分である。この教会を空からの映像で見るとまた違った印象があるが、普段は見ることのできない視界なので、いつも楽しみにしている。空からの映像はこの番組の強みでもある。
バルセロナには、他に、グエル公園とか世界遺産のカサ・ミラとかガウディ設計の建築物が多数あり、街歩きには最適で見どころ満載である。完成した教会も見たいところであるが、間に合わないかも知れない。