シラチャに3泊し、パタヤまで足をのばしたが、その後、LCCのエア・アジア便を利用し、タイ北部のチェンマイを訪れ、そこで3泊した。今回のチェンマイ観光の目玉であったテレサ・テン終焉のインペリアル・メーピンホテルにあるミュージアム訪問という夢がホテルの大改装であえなく崩れ去ったので、チェンマイ旧市街にあるいくつかの仏教寺院への参拝と郊外にあるワット・プラタート・ドイ・ステープ寺院とブイ山麓にあるモン族の村を訪ねる旅が中心となった。チェンマイは、北タイ文化の中心地で「タイの京都」と呼ばれる歴史ある古都である。1296年にランナー王朝が都を築いてから19世紀末にバンコク王朝に併合されるまで、政治・文化の中心として興隆を誇ったので、旧市街を中心に由緒ある寺院が数多く点在し、荘厳な建築や仏塔、仏像はどれも美しく見応えがある。
旧市街は正方形でお堀によって囲まれているのでわかりやすいが、あまりにも多くの仏教寺院が点在しているので、寺院巡りをしているとどれがどこの寺院かわからなくなってしまうほどである。時間が限られているので、ガイドブックに載っている有名な寺院の内、ワット・プラシン、ワット・チェンマン、ワット・チェディールアン、ワット・スアンドーク、ワット・シースパンには参拝することができた。また、郊外にあるワット・プラタート・ドイ・ステープとプイ山麓・モン族の村には、ワゴン車をチャーターして、子供家族と一緒に6人で見て回った。なお運転手さんの奧さんが日本人であることがわかり、いろいろ親切に案内してもらった。
今回の旅行は、コロナ感染拡大真最中であったにもかかわらず、無事コロナ陰性証明書も取得でき、大きなトラブルはほとんどなく、予定通り、旅行を終えることができた。急遽コロナ対応の海外旅行保険に入ったが、使わずに済んでよかった。久し振りに子供や孫たちと会えたことも収穫であった。日本観光はまだまだの感があるが、タイ観光は全開に向かっているようで、どの観光地も日本人こそ少ないが、ヨーロッパ、インド、中国、韓国等からの観光客で溢れかえっていたのが印象的であった。人物中心に凄い数の写真を撮ったが、とてもすぐには整理できないので、公開用の写真を9分弱のユーチューブに編集した旅行アルバムを作成してみた。
写真は、郊外にあるワット・プラタート・ドイ・ステープ
タイ旅行アルバム(サウンドトラックは井上陽水のタイランド・ファンタジア):