日本国政府は入国者全員に現地出発72時間以内にPCR検査を受けて、陰性証明書を取得提示しないと飛行機の搭乗を拒否するという施策を実施しているため、チェンマイ到着後最初に行なったことは、病院に行ってPCR検査を受けることであった、事前のやりとりで予約は不要で朝7時半までに検査を受ければ13時以降に証明書を発行できるという情報を得ていたので、ホテルから車で7~8分のところにあるチェンマイラム病院という病院に6時45分に一番乗りして、7時のオープンを待った。
7時少し前にスタッフが出勤し、初診の手続きを行った後、診察に入ったが、まず、身長と体重と血圧をチェック。その後、別室に行って、鼻と喉2か所でのPCR検査を受けた。検査料は、初診料を含め一人3000バーツ(12000円)で、終わってホテルに戻ろうとしたら、病院の車で送ってくれるという。日本ではあり得ない話だが、お言葉に甘えて、チップのみ払った。
1時前に病院から書類の用意が出来ている旨の電話があり、早速ピックアップに向った。結果は、二人とも陰性で、無事陰性証明書を取得することができたが、海外旅行中に病院で受診するという稀有な経験ができた。12000円はちょっと高いが、陽性に備えて海外旅行保険に入っていたものの、使わずに済んだことはラッキーであった。72時間以内ということと見知らぬ土地での受診ということで、かなり不安があったが、何とかスムーズにできて一安心であった。テレビで、海外旅行先で陽性となり、帰国できない人が多発している旨のニュースが取り上げられており、まだまだ海外旅行、特に個人旅行はリスクが高いと感じた。