区の健康ポイントプログラムが8月1日から始まったが、従来の歩数計によるカウントではなく、スマホアプリを利用した仕組みに変更されたので、参加意欲をそがれている。高齢者からの反対にも関わらず、スマホアプリ方式を強引に導入した。従来方式は、年寄りにも優しいプログラムであったが、今回のプログラムは、スマホを持っていないと参加できない上、下記のようなデメリットがある。
1 スマホを持たない小高齢者を排除、また、スマホの操作もむずかしく、若者向きのプログラムに成り下がっている。
2 スポーツをやる時は、スマホは携帯しないので、カウントが稼げない。サッカー、テニス等激しく動き回るスポーツを除外する結果となるので、健康プログラムとは言えない。自分の場合、卓球を週3回やっているが、大きなスマホを持ってやることはなく、振動で壊れるほうが心配である。今回の施策は、健康プログラムではなく、単なるウォーキングプログラムでしかない。
3 スマホはバッグに入れている人も多く、特に、暑い中、携帯して、大きな振動を与えることはスマホの故障の原因となる。ポケットにいれているとスマホが熱くなり、電池の消耗を促すし、ランニングでの携帯も危ない気がする。
4 問い合わせ先の電話が通話料が高くなるナビダイヤルしかないので、スマホによるかけ放題機能は使えず、参加者に不親切なプログラムとなっている。区内の話しなので、03の番号を設定すべき。
5 従来は、歩数カウントを稼げば、商品券がもれなくもらえたが、今回は、抽選制に変更されたので、参加意欲もそがれ、これまた改悪となった。
2年連続で区のプログラムに参加し、商品券の景品もゲットできたが、今回は、無料なので、登録はしたものの、積極的には参加していない。スマホを壊すのは嫌だし、商品券の景品も抽選ということなので、様子見であったが。タイに来て子供から腕時型のスマホとデータ共有できる機器をたまたまプレゼントされたので、帰国後は活用しようとも思っている。時計型のものを持っている人はいいが、普通の人にとっては優しくないことはまちがいない。政府のマイナポイントプログラムもそうだが、スマホ保有を前提としたプログラムはやめてほしいものである。