2023年も2ヶ月が過ぎ、寒さも少し和らぎ、春の兆しが感じられる3月に入った。3月は自分の誕生月であることもあるが、日本式年度の最後の月でもあるので、何かと余裕があり、好きである。大学時代は、2月頃までにすべての授業が終わり、休みが多く取れるので、特に、卒業時は、長期の卒業旅行に出かけることも可能である。自分自身、卒業時の3月は、沖縄・石垣島・台湾・香港・マカオという長期旅行に出かけることができた。定年時も、3月末が定年であったので、留学先の下見を兼ねて、カナダのビクトリア、バンクーバー、メキシコのメキシコシティ、カンクーンやチチェンイッツァのマヤ遺跡をめぐる長期の自由旅行生活を送ることができた。
1~2月は、まだ寒い日が多く、寒さに弱い自分としては、じっと我慢の日々であるが、3月の声を聞くと暖かい春がすぐそこまで来ていると感じ、前向きな気持ちになれる。小さい時はよく誕生会が行われたが、イチゴが出回る時期でもあり、3月イコールイチゴのデザートというイメージが強く、いつも楽しみであったことをよく覚えている。3月といえば、桜の季節でもあり、河津桜のような早咲きの桜から始まって、後半になるとソメイヨシノの淡いピンクの花が街中を彩る。日によってはまだ肌寒い時もあるが、満開の桜を見ると嬉しく、前向きな気持ちになって心が豊かになる。
まだ実現していないが、老後の生活として、3~5月の春と9~11月の秋は、日本での生活、6~8月の夏は、涼しいカナダかヨーロッパでの生活、12~2月の冬は、暖かいオーストラリアかタイ・マレーシア等の東南アジアでの生活が理想である。海外生活もいいが、春の桜と秋の紅葉の季節はどうしても日本に留まりたい。待ちに待った3月がやっと来たので、これからは春の息吹を感じながら、桜の満開を心待ちにしたい。竹内まりやの「人生の扉」にある「満開の桜や色づく山の紅葉をこの先いったい何度見ることになるだろう」を実感しているので、桜の季節を大切にしたい。
「人生の扉」竹内まりや: https://youtu.be/g5YHNbaaTqo