ついに後期高齢者の仲間入りをすることになった。70才は古希、77才は喜寿のお祝いの習慣があるが、75才は後期高齢者となるだけで、特に何のお祝いも設定されていないのは寂しい話である。健康保険証が変わる位しか意味がないのであろうか?四半世紀という節目であることは間違いないので、何か区切りを付けたい気がする。高齢者には違いないが、後期高齢者いうネーミングはあまりいただけない。誰が名付けたのであろうか? 60才時に、ある年金などの公的機関が運営する宿泊施設に安く宿泊したことがあるが、その宿泊カードの区分欄に「老人」と記入されていて、えらく気分を害したことがある。年金の世界では、今でも60才の人を「老人」と分類しているのであろうか?
高齢者の定義は曖昧で、昔は60才以上だったかも知れないが、年金の受給開始年齢が65才となった頃から、何となく65才以上というイメージである。
また、2017年1月、日本老年学会・日本老年医学会は「高齢者の定義と区分」について画期的な提言を発表したという。即ち、65~74才を「准高齢者」、75~89才を「高齢者」、90才以上を「超高齢者」として区分することを社会に提言したようである。まだ根付いているとは思えないが、この分類でいくと高齢者は65才ではなく、75才からとなる。自分の実感としても、まだ若いつもりで高齢者という意識はあまりないため、75才からとしたほうがしっくり行く気がする。