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TBS世界遺産「新発見!古代都市ポンペイの真実」

2023年03月20日 21時06分52秒 | 旅行

3月19日のTBS世界遺産は、火山灰で一瞬に埋もれた古代都市ポンペイを取り上げていた。2000年前のヴェスヴィオ火山の大噴火で、街がまるごと火山灰に埋まったイタリアのポンペイ。この古代ローマの先進都市が見つかり、発掘が始まったのは18世紀のこと。しかし、ポンペイはいまだその4分の1が未発掘のままであり、250年以上たった今も発掘が続けられている。近年の発掘により浮かび上がってきたポンペイの新たな真実も紹介されていた。

火山の大噴火は、今までは西暦79年の8月24日とされていたが、近年の発掘で、10月17日という落書きが発見され、議論を呼んでいる。現地では焼けこげたオリーブの実が発掘されているが、オリーブは10月にならないと実をつけないことから、10月説のほうが有力なようである。

噴火による熱エネルギーは、日本への原子爆弾投下で使用された原子爆弾の、およそ10万倍に相当すると言われている。特に火砕流は、人間の体液を一瞬で蒸発させ頭蓋骨を破裂させるほど、強力な熱量を持っていたとされ、当時のポンペイの温度は300度以上に達していたという研究もあるという。この火山はその後も何回か噴火を繰り返しているが、日本も火山国なので他人事ではない。ポンペイのように一瞬にして街が消滅する可能性もゼロではないことを思うとゾッとする。

ポンペイに旅行したのは、44年前の1979年2月のことで、生々しい遺跡の姿を目の当たりに見て衝撃を受けたものである。火山灰で一瞬にして廃墟と化したが、後世の発掘によって当時の姿がそのまま現れたので衝撃的である。今も発掘が続けられているようなので、44年前の姿とは異なっているかも知れない。世界遺産として、貴重な遺跡であることは間違いない。

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