9日、待ちに待ったWBCワールド・ベースボール・クラシックが始まった。WBCは、2006年に第1回大会が開催され、日本が優勝。その後、2009年に第2回(日本が優勝)、2013年に第3回(ドミニカが優勝)、2017年に第4回(アメリカが優勝)が開催され、今回が第5回大会とのことである。大会規定は毎回異なっているが、大会実績を反映させ、改良されているようである。今回は20ヵ国が参加予定で、大リーガーの有名選手もそれぞれの国から出場するという。当初2020年に開催予定であったが、コロナ禍で大会が今年に延期されたものである。
世界野球ともいえるWBCだが、組織的には、いろいろ複雑なようで、大リーガーも参加するWBCの他に、「WBSCプレミア12」という国際大会もある。プレミア12の出場国は12か国の招待制で、開催は2015年から4年に一度、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)開催年の中間年に開催される。2015年に第1回大会が開催されたが、その時の優勝は韓国で日本は第3位であった。2019年の第2回大会は、日本が優勝した。2015年の大会の時、たまたまテレサ・テンのお墓参りで台湾へ旅行中で、台湾で開催された日本対ベネズエラの試合を生観戦したことがある。チケットの入手が大変で苦労した。会場が桃園国際野球場という台北から少し離れたところにあり、新幹線を利用する必要があり、さらに最寄駅から会場までの足も不便なため、下見をしたくらいである。苦労しただけあって、滅多にない貴重な体験をすることができた。今回のWBCの日本チームは大谷・ダルビッシュはじめ優秀なメンバーが揃い強そうなので、是非優勝してほしいところである。
9日の中国戦の前半は初戦の緊張からかヒットも少なく、残塁も多く、投打で活躍した大谷選手以外は、実力を発揮した選手が少なく、心配になったが、後半に少し点がとれて一安心した。結果的には大差で勝利したが、10日の韓国戦に向けてもっと調子をあげていってほしいところである。
2015年のWBSCプレミア12観戦アルバム: https://youtu.be/LGGcBDuLL_8