浪漫飛行への誘(いざな)い

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ドイツは卓球が盛ん

2021年03月14日 09時36分32秒 | 卓球

BSテレ東の土曜9時からいつも「卓球ジャパン!」という番組を見ているが、13日は、「WTTスターコンテンダー・ドーハ大会」の男子決勝が生中継された。日本の張本選手とドイツのフィルスという選手との対戦であったが、張本選手が優勝を果たした。中国選手が出場していないため、ヨーロッパと日本・韓国の選手が上位を占めていたが、久しぶりにドイツ卓球を見た。

卓球といえば、中国がトップの座を占めているが、ヨーロッパではドイツが一番強い。1985年から4年間ドイツで過ごしたが、その間、地元の卓球クラブに入り、ブンデスリーガのかなり下のクライスリーガというクラスの公式試合にも参加していた。ブンデスリーガは、世界のトップリーグとしても有名で、中国選手やヨーロッパ各地のトップ選手も参加している。日本からも修行を兼ねて何人もがブンデスリーガに参加している。

ドイツの小学校には、必ず屋外に卓球台が置いてあり、子供達は卓球で遊ぶ機会も多い。ドイツの卓球は日本より盛んであるといえる。ドイツはクラブ組織がしっかりしており、子供達から大人までが一緒のクラブに入って、練習している。日本のように学校単位のクラブではなく、こういったスポーツクラブが中心になっている。フランクフルト駐在中、歩いて5分位のところにあった「ヤーンフォルク1881」というクラブに入り、卓球を楽しんでいた。当時ルフトハンザに勤めていた知り合いのドイツ人の卓球仲間が所属していたので、薦められて参加したものである。

1881というのは、クラブの設立が1881年というのだから、クラブの伝統ぶりがよくわかる。練習は、仕事が終わった後、夜8時頃からやっていたが、普通では知り合うことのない自動車教習の先生や煙突掃除のマイスターや大学院生等のドイツ人の仲間もいっぱいできた。試合のカウントは、ドイツ語でやるので、数字はよく覚えた。2対2は、ツヴォバイデ(zwo beide)とカウントする。2はツヴァイと言うとドライと紛らわしいので、ツヴォとカウントしていた。ドイツ語はできないが、試合で審判する必要から数字はスムーズに言えた。公式な試合は、1チーム6名で、12シングルス、3ダブルスで勝敗を決める。夜8時頃から試合が開始されるので、終わるのは11時すぎで、その後、必ず反省の飲み会があったので、ハードスケジュールであった。

自分は、ペンホルダーであるが、4年間で一回もペンホルダーの人との試合はなく、まさにドイツ人のシェークハンドとの対戦ばかりであった。今回の決勝の試合を見ていて、当時のドイツ人との卓球の試合シーンが甦ってきた。今でも、当時の仲間との交流は続いている。ドイツは卓球人口が多く、クラブ組織もしっかりしているので、世界に通用するトップ選手を輩出しているものと思われる。フィルスという選手は、張本には負けたが、ヨーロッパでもめずらしい攻撃型カットマンで見ていて楽しい卓球をやっていた。自分と同じく、粒高という異質ラバーをバック面に貼っているようで、共感を覚えながらテレビでプレイを楽しんだ。

ドイツでの卓球の思い出: http://romanflight.web.fc2.com/Jahnvolk1881.html


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