今、台湾を旅行中であるが、今日は、高雄から台南までローカル列車、台南から斗六まで急行列車に乗ったが、日本とは大分異なる車内風景を垣間見た。
まず、ローカル列車は、ボックス型の四人掛けではなく、平行して正面に向き合う普通の車両であったが、車内で食べ物を食べている人が相当いた。朝食時だったからも知れないが、まあ5人に1人位は、パンやお菓子や弁当みたいなものを食べているか、何か飲物を飲んでいた。
日本でもボックス型の座席の場合、人にあまり見られることもないので、お弁当を食べたりすることも多いが、電車のように平行して向き合う座席の場合は、日本ではほとんど見かけないし、あれほどの人数が何か食べたり飲んだりしていると列車内というよりレストランと見間違えるような錯覚を覚えたほどである。
また、携帯は車内利用が禁止されていないようで、携帯で話をしている人もいた。女性では、食事の後に、化粧をしている人もいたし、まず日本の電車内ではあまり見られない風景に異文化を感じながら車内観察を楽しんだ。
次に、予約なんか毛頭考えずに、普通に急行列車の切符を買おうと駅のi売場に行ったら、満席で乗れないし、数時間後でないと席がないと言われた。仕方なくローカル列車の切符を買ったが、案内カウンターで尋ねたら、金曜日の夕方は週末帰省する学生でいつも満席状態だという。
しかし、全席予約制ではないので、立ち席でもいいなら切符を発行してくれるという。常識的には、そうだろうと思ったが、切符の係員は何か勘違いしたのだろうか?英語によるコミュニケーション・ギャップがあったのかも知れない。案内カウンターの係員がチケットを取り換えてきてくれたが、先頭か一番後ろの車両に乗れと指示された。
指示に従い、列車の先頭車両に行ったが、行ってビックリ。そこには、座る座席が全くなく、床があるだけで、皆そこに座り込んでいるのである。まさに、皆、ざこ座りで、足の踏み場もなく、立っている人も誰もいない。
今までに、いろいろな列車に乗ったことがあるが、全く初めての経験であった。なぜか、シ-トベルトが立っている人用にか壁に取り付けられているのも気になった。座り込んでいるので、外の風景も見られず、異文化を感じながら、1時間ちょっとの列車の旅を経験した。
写真は、立ち席ならぬざこ座り専用の車両風景
壁に見えるのはシートベルト
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