4月13日のAERAdot.の記事によると、日本の人口に占めるワクチン接種者の比率は1%未満で、世界60位という衝撃的な事実が明らかになった。医療関係者の接種も10~20%と十分できていないのに、遅れを表面化させないため、高齢者への接種を開始し、「やってる感」を出しているが、ひどい世論誘導で、日本はワクチン敗戦国といえる。4月5日現在の日本の接種率は、0.76%で、約96万人にとどまる。AERAが独自に入手した資料には70の国と地域のデータが示されているが、最も接種が進んでいるのは、イスラエルとブータン、人口の6割以上が1回以上接種している。先進7か国では、イギリスが46.58%、アメリカが32.48%、カナダが15.47%、フランスが13.73%、イタリアが12.88%、ドイツが12.58%となっている。韓国でさえ、1.95%で52位、日本はジンバブエ、チュニジアに続いて60位という散々な結果である。
ワクチンの確保に失敗したのは、安倍政権と菅政権の失政であり、万死に値するものである。国産のワクチン開発も支援せず、外国のワクチン確保競争にも完敗を喫したものである。菅首相は、日米会談から帰国後、「9月までに供給される目途が立った」と公言したが、極めて信ぴょう性に欠け、接種スケジュールは全く不透明である。自分の力で確保したと言いたいのかも知れないが、国民は信用していない。変異株の蔓延で、感染拡大が収束する気配は全くないが、そんな中でもオリンピックを強行しようというのだから、恐ろしい感覚である。国民の命より、オリンピック出場選手にワクチンを優先的に接種すべきとの議論も真面目に語られているというから話にならない。国民の命より、オリンピック開催を優先してきた安倍・菅両内閣は、後世に「とんでも内閣」として、歴史を刻むことにになるであろう。
AERAdot.記事(4/13):
各国のワクチン接種率:
1位~35位
36位~70位
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