17日に42回目の結婚記念日を迎えたが、今年は、夢スター歌謡祭「歌とコメディー」見ることにした。毎年、記念日ディナーやランチをしたり、記念旅行に出かけたりしていたが、今回は、かなり前に懐かしのヒット曲と爆笑トークが盛りだくさんという「歌とコメディー」がちょうど記念日に大田区のホールで開催されることを知って、早々と申込をしていたものである。出演は、元ザ・ドリフターズの加藤茶と仲本工事の他、歌手としては、山本リンダ、冠二郎、北原ミレイ、千昌夫である。「S席6000円が3500円で優待されるという宣伝に乗せられた感はあるが、そうでもないとこのような生舞台を見る機会はないかとの思いもあった。
まず、会場の目の前にある孫のお食い初めでも使った和風レストランで記念ランチと取った。値段もリーズナブルだったが、落ち着いた雰囲気で、洒落て凝った懐石料理コースを楽しむことができた。ランチなのに1時間以上もゆったりとした時を過ごすことができた。お店に記念日のことを伝えていたからか、記念写真も撮ってくれた。ゆったりランチの後、ちょうどいいタイミングで会場に入ることができた。
第1部は歌コーナーで、山本リンダが「どうにもとまらない」「狙いうち」等、冠二郎は「旅の終わりに」等、北原ミレイは「石狩挽歌」「ざんげの値打ちもない」の他に新曲の「明日へのかけ橋」及び千昌夫は、「北国の春」「津軽平野」「星影のワルツ」の他に新曲の「人生に乾杯」を熱唱して、会場の拍手喝采を呼んだ。4人とも歌だけでなく、面白いトークも織り交ぜての進行だったので、とても面白かった。4人とも歌手生活50年以上というから驚きである。特に、「人生に乾杯」という我々世代への応援歌と「明日へのかけ橋」という熟年夫婦への応援歌を初めて聴いたが、なぜか両方とも大変気に入った。
「人生に乾杯」の歌詞は、「乾杯しようぜ 久しぶり オジンと言われても 今、いま 青春してる 人生見かけや 年令(とし)じゃない 心に熱さ 忘れてなけりゃ 時には一刻(ひととき)少年にかえろう」で始まる。まさに、我々への応援歌で元気づけられる。また「明日へのかけ橋」は、「そして又 陽が昇る 都会の屋根の上を 見慣れたはずの 空なのに あなたといれば 違って見える 地図も線路もない 人生だけど 巡り逢えた 幸せ 愛を絆に ふたりで渡る 明日に続く かけ橋を」で始まる。懐かしのヒット曲も最高だが、今回のように初めて聴いた新曲をすぐに気に入ることも珍しい。
第2部は、加藤茶と仲本工事の元ザ・ドリフターズのメンバーと元ドリフの付き人であった「すわ親治」の3人によるコミックバンドのような歌と爆笑トークを楽しんだ。ドリフターズの持ち歌であった「ズンドコ節」「誰かさんと誰かさん」「いい湯だな」等の曲も披露してくれた。加藤茶は、大動脈解離という大病をしたので、当時に比べると痩せた印象だったが、元気に歌とトークをこなしていた。いかりや長介さんもいないし、時の流れを痛感するが、懐かしの歌を聴くとなぜか元気が出てくる。印象深い結婚記念日となった。
「人生に乾杯」(千昌夫): https://youtu.be/iZberjF9lOo
「明日へのかけ橋」(北原ミレイ)カラオケ: