1997年7月1日に香港が中国に返還されてから、27年となるが、香港では、当局による言論の自由への締め付けが厳しさを増しているという。現地では、中国返還27年を祝う式典があり、街のいたるところで祝賀ムードが演出されているが、ここ数年、言論の自由への締め付けが強まり、街の至るところで密告を呼びかける広告が掲げられているという。民主派のデモもなかったというから死んだも同然の街と化しているかもしれない。さらに、香港では2024年3月に「国家安全条例(スパイ条例)」が成立し、SNSへの書き込みをした人が、政府への憎しみをあおったなどとみなされ、逮捕されることも増えているという。
香港と言えば、映画「慕情」の舞台で、一種独特の発展を遂げた魅力的なあこがれの街という印象が強いが、今となっては、1997年までの天国から、返還を境に地獄に落ちてしまったといえる。個人的にも香港は海外旅行として訪問した2番目の国・地域であり、その後もさらに5回ほど訪問した親しみのある街なので、今の悲劇的な地獄絵図の姿を見るのは残念というか悔しい思いである。観光デスティネーションとしてのかっての魅力は半減し、観光客も相当減ったのではないかと思う。中国当局による言論の自由への締め付けにより、今となっては、自由を求める人は皆海外に出ているのではないかと想像する。中国というか中国共産党というか習近平国家主席の腹黒い邪悪な本心見たりの感がある。習近平はプーチンや金正恩と同じ穴のむじなの独裁者であり、トップが変わらない限り、いつか中国の発展は行き詰まるものと思われる。「慕情」の時代の香港、テレサ・テンが活躍していた頃の香港が戻ってきてほしいと願う今日この頃である。
カンテレNEWS(7/1): https://www.youtube.com/watch?v=aQeGIMJ99_8
「慕情」マット・モンロー: https://www.youtube.com/watch?v=VP6sbDPB8cw
「香港」テレサ・テン: https://www.youtube.com/watch?v=6HrRsr5Q9-0
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