5月30日のTBS世界遺産は、「地中海マルタ島難攻不落の城塞都市」というタイトルで、マルタ島のヴァレッタ市街を取り上げていた。マルタ島を訪れたのは、20年前の2001年4月のことであったが、マスターズ陸上関連の会議がヨーロッパベテランロード選手権に合わせて開催されたものである。島で3泊したが、仕事の合間に島内観光をすることができた。旅行したことがあるところがテレビで紹介されると一気に当時にプレイバックし、懐かしい旅の想い出がよみがえってくる。
マルタ島には、16世紀、キリスト教徒のマルタ騎士団が城塞都市ヴァレッタ市街を築いた。当時敵対していたイスラム勢力から、ヨーロッパを守るのが目的だった。半島を丸ごと要塞に変えるため、高さ30メートルの城壁で周囲を取り囲み、半島の付け根に深いお壕を掘って陸側からの侵入を防いだ。地中海の海に映える石灰岩のバロック建築が、ほぼ400年前そのままの姿で残る世界でもまれな街で、世界遺産として登録されている。また、島内にある5000年以上前のマルタの巨石神殿群(6神殿)も世界遺産として登録されているが、その内、ハガールキム神殿、イムナイドラ神殿、タルシーン神殿を見学することができた。街には水道橋も建設されていたことが紹介されていたが、残念ながら見学はできていなかった。
マルタ島といえば、すぐにハーブ・アルパートとティファナ・ブラスの「マルタ島の砂」の軽快なメロディが頭に浮かんでくるが、まさに歴史を直に感じることができる魅力ある島である。
マルタ旅行アルバム: https://youtu.be/fT9NI2nkYik
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