2月1日、70才以上の高齢者は、この高齢者講習を受けないと免許の更新ができないということで、鮫洲試験場で不承不承講習を受けて来ました。この講習は民間の教習所で受けることになっているが、枠が小さく、どこも満席状態で、希望日での講習が受けられないのが実情である。自分で受講可能な教習所を探す必要があるので、大変ハードルが高い。従って、更新日が迫っているのに講習が受けられない人も続出し、その救済策として鮫洲や府中の試験場も開放しているようで、どうもこのスキームはまく行っていない印象がある。
自分の場合は、自転車で5分のところにある試験場で講習を受けることができたので、指定時間の15分位前に会場に行ったが、もう全員来ていて、一番最後であった。いかに遠いところから来ている人が多いということであろう。2時間の講習の内訳は、視力検査(静止視力、動体視力、夜間視力、水平視野)と実車(運転行動)と座学であり、試験ではないということだが、試験のような緊張感がある。視力では、静止視力が0.7でぎりぎり、動体視力は0.2,水平視力は標準以上だったが、夜間視力は60秒で見えるようにならず、検査打ち切り。70代の人は60秒が標準とのことで、打ち切りの60秒内で見えなくても心配しなくてよいとの説明があった。講師によると若い人は、20~30秒位で見えるようになるというから老化を実感する。
実車は、5~6分程度実際に車を運転させられるが、とくに問題はなかった。教官が乗っているので、緊張感が張り詰め、いい気分ではない。15人が1グループの講習であったが、実車は5台ずつ交代で運転させられた。チェックポイントは、信号機のある交差点、一時停止標識のある交差点、進路変更、カーブ走行等である。一人女性がいたが、普段運転していないようで、うまく運転ができなかった模様であった。
約2時間の講習後に、終了証明書が交付されたが、これがないと更新手続きができないという。近いうちに免許の更新手続きをする予定であるが、有効期間は3年ということで、3年後には、認知症機能検査(記憶力・判断力)が必要になる。試験はどんなものでも、嫌なものである。静止視力が0.7判定でぎりぎりなので、若干心配で、予備で眼鏡を用意するつもりでいる。しかし、遠方でもぼんやりすることなくくっきり見え、0.7以上見えているのではないかと思うので、検査の信ぴょう性は若干疑問である。
高齢者の運転による事故が多発しているので、高齢者への締め付けは、ある程度やむを得ないかも知れないが、民間の教習所で講習させる現在のスキームはいろいろ問題がありそうである。自分の区には教習所はないし、隣接する区も何カ月先まで予約が取れず、遠くて不便だが、登録されている教習所に電話をかけまくる必要がある。コロナワクチン接種のように、ネットで空席状況が把握できるようなシステムを構築してほしいものである。今回、高齢者講習のアナログぶりをもろに感じる結果となった。
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