晴れ。最低気温11.2℃、最高気温24.3℃。
28日の午後、展示期限が迫っていた「オホーツク文化展示解説」展へ出かけてきました。
開催場所の北海道立埋蔵文化財センターは我家から徒歩5分。
館内の学芸員さんに約30分ほど、説明をして頂くことができました。単独では見逃してしまうようなポイントのいくつかを指し示してくださり、より理解が深まったと思います。
オホーツク文化とは、5~9世紀に北海道のオホーツク海沿岸部に見られる海洋民の文化だそうです。
それは北海道にもとより住んでいた古代人に見られる続縄文・擦文文化とは異なるのが特徴でサハリンをその源と考えられる集団が創り上げた「もうひとつの古代文化」とのこと。もちろん、日本の本州で見られる縄文文化の流れをくむ文化とも一線を画すものです。
今はまだ耳慣れない「もうひとつの古代文化・オホーツク文化」。私の故郷・網走を含めたオホーツクの海岸一帯に、かつて、古代文化が栄えていたとは。土器にあしらわれた文様には高い美意識が感じられました。
さて、埋蔵文化財センターから表に出ると日は傾いていて、咲き乱れる紅白の萩の花や、紅葉が始まった木々に囲まれた道を、ゆっくり歩いて帰途についたのでした。