透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

十月の終わりに

2013-10-31 20:16:02 | 日記

晴れ。最低気温2.0℃、最高気温14.0℃。

「あっという間に」は口癖になってしまったが、十月もやはり、早かった。ついに今日でお別れ。記念に身の回りの秋の風景をウォッチングしてみた。見慣れた職場の建物は紅葉した樹木に彩られて思慮深い紳士の風情。紅く染まった蔦がからまる煉瓦の門には、時を静かに見守り、若者に自ずと頭を垂れさせる賢者の趣を見る。「さようなら十月、来年また会おう。様々な力に支えられ、無事に過ごせたことに心から感謝。」

                       

                       

                       

                       

                       

そして、この詩を思い出す。

       晩秋                                           立原 道造

あわれな 僕の魂よ
おそい秋の午后には 行くがいい
建築と建築とが さびしい影を曳いている
人どおりのすくない 裏道を

雲鳥を高く飛ばせている
落葉をかなしく舞わせている
あの郷愁の歌の心のままに 僕よ
おまえは 限りなくつつましくあるがいい

おまえが 友を呼ぼうと 拒もうと
おまえは 
永久孤独に 餓えているであろう
行くがいい 
きょうの落日のときまで

すくなかったいくつもの風景たちが
おまえの歩みを ささえるであろう
おまえは そして 自分を護りながら泣くであろう

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「口と足で表現する世界の芸術家たち」展

2013-10-30 20:12:33 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温8.9℃、最高気温15.9℃。

昨日、「口と足で表現する世界の芸術家たち」の絵画展を観るために新さっぽろのサンピアザに出かけた。昨日が開催予定の最終日だった。手の自由を失った世界各国の画家が口や足で描いた作品約50点が展示されていた。展示会場のサンピアザ光の広場はオープン会場なので、買い物客なども自由に見ることができる。私の他にも十数人が入れ替わり、絵の前に立ちどまっていた。

主催は「三菱電機ビルテクノサービス株式会社」、協賛は「口と足で描く芸術家協会」である。1992年から開催を続け、今回で20年をこえる。この間、来場者は延べ約60万人以上にのぼるという。口と足で描く障がい者が自立を目指す活動は、日本において50年をこえるそうだ。障がいをもちながら、才能を開花させ、自立することを目指すには、並大抵ではない努力があったことだろう。何より、望みを失いかけた時に、描画などの表現手段がどれだけ救いとなったことか。それぞれの絵から静かに立ち込めるパワーが胸に刺さった。

                 

                             《会場前のポスター》

                    

                              《主催者のあいさつ》

                    

                          《会場 サンピアザ光の広場》

                    

                           《会場 サンピアザ光の広場》

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晩秋の野幌森林公園

2013-10-29 20:11:02 | 日記

曇り時々晴れ。最適恩2.6℃、最高気温14.0℃。

野幌森林公園はすっかり晩秋のたたずまいとなっていました。今日はふれあいコースから大沢口へ向かい、エゾユズリハコースの一部を散歩しました。紅葉が一段と進み、遊歩道には落ち葉が折り重なり合い、森全体が明るさを増しているように見えました。

                             

                             

                             

                             

                             

                             

                             

                             

                             

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2013-10-28 19:58:54 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温2.9℃、最高気温12.1℃。

職場から虹が見えました。最初に見つけて映した写真が一番きれいです。刻一刻、晴れ間が広がるとともに虹は消えていきました。儚いからよけい美しく感じるのでしょうか。今日の虹も良かったです。いくら理科で虹のできるわけを学習しても、神秘的だと思う心は変わらないという不思議さ。スケールが大きく、分かったといっても何から何まで知り尽くしているわけではないからかもしれません。虹の橋のたもとを求めて追いかけても追いつけないことと似ているような・・・・・・・・・・・・。

                         

                                    《虹 14:37》

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高校の同窓会に参加

2013-10-27 21:42:48 | 日記

曇り時々雨。最低気温6.3℃、最高気温10.8℃。

ホテル札幌ガーデンパレスにて母校の「黎明会札幌支部」の第二回総会・懇親会に参加してきました。昭和26年卒から平成17年卒までの76名の参加だったようです。久しぶりに校歌を歌うことになったのですが、さっぱり覚えていませんでした。後半に第一応援歌を歌ったのですが、こちらもすっかり忘れていて、あれだけ練習したのにどうしたのかと我ながら呆然としたのでした。皆さんは覚えているのでしょうか。ただし、私の好みだった、優勝歌だけは何とか覚えていて、懇親会場にBGMで流れていたので口ずさむことができました。

湧別と網走間を走ったディーゼル機関車はとうの昔に廃線となりましたが、高校時代はお世話になりました。しょっちゅう、吹雪などで運休していた記憶があります。汽車通学していたことも、今となっては懐かしい限りです。                     

                          

                                    《懇親会のひと時》

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北翔大学公開講座

2013-10-26 21:02:09 | 日記

曇り時々雨。最低気温8.4℃、最高気温12.7℃。

午後から北翔大学公開講座が札幌市中央区にある北翔大学北方圏学術情報センター「ポルト」で開催された。一階のポルトホールには学生や一般参加者、主催者を合わせおよそ160名ほどが集った。三部構成からなるそれぞれの講演はどれも興味深く、有意義なひとときとなった。

                 

                    

                    

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プラタナスの街路樹

2013-10-25 20:25:04 | 日記

雨。最低気温8.1℃、最高気温12.1℃。

終日雨降りだった。街路樹のプラタナスは枝葉が刈り込まれて、なんだか寒そうだった。「プラタナスの枯葉舞う冬の道で・・・・〽・・・」という歌詞から想像していたプラタナスの葉があれほど大きかったとは知らず、実物を目にして仰天したものだ。ぱらぱらと舞い落ちるイチョウサイズの葉を想像していたが、ばさばさがふさわしいほどの手のひらより大きかったとは・・・・・。勘違いがこの程度なら差し障りはないのだけれど。実は重大なことが軽重に伝えられて勘違いなどしてはと思うと怖い。

                        

                          《プラタナスの街路樹   文教通り 16:00》

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野幌森林公園

2013-10-24 20:05:06 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温4.3℃、最高気温14.6℃。

このところ、日一日と紅葉が進んでいます。野幌森林公園も暖かな色合いに染まり、華やかになっていました。今日はふれあいコースから百年記念塔を経由して大沢口へ向かいました。雪虫がたくさん飛んでいました。

本日付北海道新聞の卓上四季というコラムで、雪虫のことを「雪蛍」ともいうことを知りました。水原秋桜子の句には「綿虫」として登場するとか。昆虫学者の故河野広道博士の「森の昆虫記」(北海道出版企画センター)に雪虫の生態が詳しく書かれているそうです。また、この博士は不当弾圧にもめげず、研究を続けられたことにもふれていました。このところの卓上四季は、豊かな表現の中にぶれない信念がみえ、読後、考えさせられることが度々です。

 

                         

                         

                         

                         

                         

                         

                         

                           

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芸術の森美術館

2013-10-23 20:57:40 | 日記

晴れ。最低気温4.8℃、最高気温13.9℃。

今日は札幌芸術の森美術館にて開催されている「高橋コレクション マインドフルネス!」展(北海道新聞社、札幌芸術の森美術館主催)に出かけました。紅葉が始まった木々や落ち葉でデコレーションされた道を歩き、美術館へ向かいました。芸術の森の秋は予想通りの美しさでした。

さて、館内には現代美術の40作家計114点が展示されていました。奈良美智さんの一度みたら忘れられない個性的な女の子の作品や横尾忠則さんの作品もありました。これらをコレクションした高橋龍太郎氏は東京で精神科医をされているそうです。氏の診療所の待合室に置かれていたという「やよいちゃん」と「ポチ」の作品は、はるばる北海道に運ばれ、美術館内のロビーでお出迎えしてくれました。(これのみ写真撮影OK)

 マインドフルネスとは何だろうと思ったのですが、精神医学の分野で注目されている認知療法のひとつだそうです。深くは分かりませんが、ここでは「あるがままにアートを受け入れること」「今、ここにあることの気づき」を大切にすることなのかと。

雑念でいっぱいの私ですが、できるだけ素になって分からないところは分からない(賢治さんも言っていたような)ながら、鑑賞してきました。

                        

                              《芸術の森内のポスター》

                        

                                 《札幌芸術の森美術館》

                        

                                《札幌芸術の森美術館》

                        

                 「ハーイ!コン二チワ  やよいちゃん」「ハーイ!コン二チワ ポチ」草間彌生

追伸:草間彌生氏の「かぼちゃ」は緻密であり、不思議であり、私の中にあったかぼちゃの概念がどこかへ飛んでいってしまいました。(ポスター参照)

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野幌森林公園秋景色

2013-10-22 20:16:57 | 日記

晴れ。最低気温5.8℃、最高気温15.5℃。

朝食前に野幌森林公園、ふれあいコースを散歩しました。冷気が秋の深まりを感じさせます。寒がりの私は数枚重ね着をして出かけました。通りに面した家々の庭では、冬囲いが着々と進み、さっぱりとしてきました。片づけられた庭にシュウメイギクなどの菊の花が美しく咲いていました。そろそろ、我が家の庭も冬仕度をしなければ・・・・・・・・・。

                      

                      

                      

                      

                      

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「かわいい?浮世絵の子どもと動物たち」から

2013-10-21 19:51:32 | 日記

雨のち曇り。最低気温9.3℃、最高気温16.1℃。

19日に北海道立近代美術館へ出かけた際に、常設展示室にも足を延ばした。常設展(これくしょん・ぎゃらりい)では、「かわいい?浮世絵の子どもと動物たち」と題して、浮世絵美人画に脇役として登場する子どもや、犬や猫など身近な動物たちに焦点をあてた展示が行われていた。【10月1日(火)~11月24日(日)まで】

ヨーロッパにおいても、写真が一般的ではなかった時代の子どもの様子を知る手がかりとして絵画があり、とても参考になった。日本ではどうなのだろうと思っていたところだったので、大変興味深かった。浮世絵に描かれた子どもたちの様子から、当時(江戸期)、子どもがどのような生活をしていたのかを窺うことができる。また、子どもがどのように考えられていたのかということのヒントを得ることもできそうだ。

                                     

             歌川国芳「山海愛度図会(めでたいずえ) はやくねかしたい」嘉永5(1852)年 当館蔵

ネットを検索したら「NPO江戸しぐさ」というHPに「江戸の子育て」というタイトルで書かれた興味深い 文章があった。そのほんの一部を引用する。

通過儀礼

「7歳までは神のうち」「子どもは国の宝」。こんな言葉が残っているように、日本人にとって子育ては、親兄弟はもちろん祖父母、近所の人びとにとっても一大事業という認識が強かった。だからこそ、ことあるたびに子育てが大事な事を周囲で確認し、本人にも自覚させる「通過儀礼」を用意した。

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満月

2013-10-20 18:55:11 | 日記

晴れのち曇り。最低気温4.3℃、最高気温16.0℃。

昨晩の満月は見事だった。雲もなく、すっきりと晴れ渡った秋の夜空にその月は燦然と輝いていた。青白い面が憂い顔に見えるのは、こちらの心情がそう思わしめるのだろうか・・・・・・・・。

                        

                             《 月齢14.1  我家の前から 19:46》

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北海道立近代美術館へ

2013-10-19 19:33:35 | 日記

晴れ。最低気温-1.3℃、最高気温15.4℃。

ついに、最低気温が氷点下となりました。意外にも我家のコスモス、ベゴニア、ナスタチウムはまだ健在です。粘り強さに脱帽。

午前のJRで札幌の北海道立近代美術館に出かけることにしました。冬が来る前に(歌の題名のようですが)芸術の秋を楽しみたかったからです。「森と湖の国フィンランド・デザイン」と「バラード―深井克美と人間像の画家たち」を開催していました。

フィンランドはロシアから独立した後、「時代を超えた製品」をコンセプトにガラスや陶磁器、家具といった身近な生活用品の機能性と美を追求し、洗練されたデザインを確立する中で国際的な評価を得るに至ったということです。

教育においても、PISAで世界のトップクラスになり、注目されているフィンランド。物作り、人作り、どちらにも共通しているのは高みを目指して、手軽さに陥らず、こだわりをもち、手を抜かない精神が貫かれている点でしょうか。この国の底力を支えているのは何なのでしょう。

                     

                         《北海道立近代美術館の掲示板》

                     

                               《入口付近》

                     

                            《北海道立近代美術館》

                     

                           《前庭の木の実 何だろう?》  

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野幌森林公園で雪虫

2013-10-18 20:33:37 | 日記

晴れ。最低気温4.4℃、最高気温14.1℃。

野幌森林公園、ふれあいコース、大沢コースを散歩。最低気温が低くなってきた今日この頃。大沢口付近で、雪虫を今季初めて目にする。通常、雪虫を見かけた一週間後くらいに初雪が降ると、気象予報士の方が以前ラジオで話されていた。雪虫の察知能力は当たるのだろうか。もし、当たるのならば、その能力は人よりも優れているものだと思う。だって、温度計や風力計や過去のデーターを学習して推測するのではなく、自分の体で感じ、自力で様変わりするのだから。

                           

                                         《大沢口》

                           

                                     《大沢コース》

                           

                                      《大沢コース》

                           

                                    《ふれあいコース》

                           

                                     《ふれあいコース》

                           

                                      《ふれあいコース》

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台風と北風

2013-10-17 20:39:46 | 日記

雨のち晴れのち曇り。最低気温1.7℃、最高気温11.9℃。

何でも、台風が道内上空に11月上旬並みの寒気を呼び込んだとか。昨日は旭川や帯広、釧路で初雪を観測した。これは、昨年より1カ月以上早いという。このまま、根雪になるとは思えないけれど、ならないとも言えない。今から14年前、西興部村に移り住んだ年の10月17日、長靴が要るほどに降った雪はそのまま根雪になってしまった。コスモスは大部分がつぼみのまま雪の下になってしまい、驚いたことを思い出す。

                      

                             《10月16日18時14分放映》

                      

                            《10月16日18時14分放映》 

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