透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

二月の終わりに

2021-02-28 18:32:56 | 日記

晴れ。最低気温−14.1℃、最高気温2.9℃。

昨日、札幌大通り公園を歩いていた時にそばに寄ってきた一羽の鳩です。

鳩はその群れをなす性質から平和の象徴とされているようです。でも、そんなことをこの鳩さんは知る由もないこと・・・・。

ただ、およそ一年間をソーシャルディスタンスで、しかもマスク越しで過ごしていたところへ、吊り上がり気味の目をして恐れることなく近寄ってくる姿に気持ちが和んだのでした。

 

さて、今日で二月とお別れです。明日からの三月が皆様にとってより良い月となりますように・・・。

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「人形浄瑠璃・大黒屋漂流記」へ

2021-02-27 21:08:31 | 日記

晴れ時々雪。最低気温−16.5℃、最高気温−2.8℃。

「さっぽろあしり座」による北海道発・新作人形浄瑠璃「大黒屋光太夫ロシア漂流記」全5段が通しで上演されました。鎖国が続いていた江戸時代、嵐で難波してロシア帝国の属領の島に漂着した後、困難を幾度も乗り越え、およそ10年の歳月をかけて帰国を果たすことになった大黒屋光太夫と仲間たちの数奇な奮闘記です。

13時半開演で途中休憩を挟んで、17時頃終了。人形の語りや所作の細やかさ、邦楽の味わい深さ 舞台を彩るセットも精緻でと記憶に残る素晴らしい公演でした。

会場となった札幌市教育文化会館大ホールは座席数を減らすなどのコロナ対策を講じた上でですが、ほぼ満席。上演終了後は感動的な舞台を創り上げた皆さんへの感謝とねぎらいの暖かい拍手が送られました。

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雪山があるのとないのと

2021-02-26 20:00:51 | 日記

晴れ時々雪。最低気温−10.6℃、最高気温1.4℃。

排雪の前

排雪の後

今日は契約している業者さんが排雪をしてくれる日でした。住宅の周りに雪を捨てる場所がないことなどで、近隣の皆さんの多くが業者さんに頼らざるを得ないことになります。業者さんからは旗が配られます。それを見やすいところに立てて排雪してもらうのです。

作業は手慣れた感じで、スムーズに行われていました。今期はたまたま、向こう三軒両隣が同じ業者さんだったこともあり、排雪作業を終えた後は実にスッキリした光景となりました。

そして、わずか数時間後。雪が激しく降り出して、積もり始めた模様。

また、玄関前には雪山が・・・・・。

この繰り返しにもやがて終止符が打たれ、雪が跡形もなく消えてしまうというのも思えば不思議です。

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ふくらすずめと梅と

2021-02-25 15:55:33 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温−15.3℃、最高気温−2.6℃。

今日も真冬日でした。散歩の帰りに見たスズメの一群。自らの羽を膨らませて寒さを凌いでいました。「ふくらすずめ」というのだそうで、冬の季語になっているようです。

久しぶりに見たので、カメラを向けていたら、学校帰りの1年生の男の子に「何をしてるの?」と声を掛けられました。それから、途中まで帰り道が一緒だったので、おしゃべり。

「学校楽しい?」

「うん」

「算数はなにしてんの?」

「足し算とか・・・」

「かんじ(漢字)が楽しい・・」

「まぁー」

「分かんないこと分かるようになるって、楽しいよね・・」

「うん」

わずか数分でしたが、何だか楽しい気分になれました。お昼頃テレビ画面で見た、あの梅の花の雰囲気に似ているような・・・。

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北海道の風土に育まれたお酒

2021-02-24 20:42:12 | 日記

雪時々晴れ。最低気温−7.1℃、最高気温−2.6℃。

北海道の米作りを辿れば、元禄5(1692 )年、吉田作右衛門が道南地方北斗で開田したという記録に行き着きそうです。

けれども、実質的に北海道でお米の栽培が始まったのは1873(明治6)年、札幌郡島松村の中山久蔵氏が赤毛という品種で米作りに成功したことからと言われています。それから今に至るまで、寒冷地での米作りは一筋縄ではいかない苦労の連続だったことでしょう。農家の方や関係者の皆さんのたゆまぬ努力のたまものと改めて思います。

特別純米酒「瑞穂のしずく」の主原料となる酒造好適米「彗星」は、化学肥料や化学薬品をなるべく使わず、土づくりからの栽培に取り組んでいるとのこと。

こうした地元産のお米を使ったお酒「瑞穂のしずく」は、栗山町の小林酒造株式会社が製造元で、先日、訪ねてきたこともあり馴染み深く思えます。香り高く芳醇でさっぱりとした味に、北海道の厳しい寒さと雪や氷のイメージが重なりました。


瑞穂のしずく

石狩川と原始林に囲まれた緑豊かな石狩平野で育まれ、「エコファーマー」が精根を込めて育てた江別産酒造好適米「彗星」から生まれた地酒です。やわらかくて、やや辛口の上品な味をご堪能下さい。

*「エコファーマー」とは、都道府県知事から認定を受けた「土づくり・減化学肥料・減化学農薬」の3つの技術に一体的に取り組む農業者のことをいいます。

~化粧箱の裏面より~


 

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温室のミモザに春を想う

2021-02-23 21:09:46 | 日記

曇り時々晴れ時々雪。最低気温−3.5℃、最高気温0.8℃。

夕方のテレビで、札幌市にある百合が原緑のセンターの「ミモザ」が見頃を迎えたと伝えていました。

例年より1週間ほど開花が早まったそうです。大温室で咲くミモザ(ギンヨウアカシア)の銀色がかった葉と黄色の花が大写しになっていました。テレビ画面を通して見るミモザの色合いがあまりにまぶしくて、一瞬暖かな日だまりに包まれた気がしました。

昨年の見頃の時期に、緑のセンターはコロナ禍で休館。今年は是非、足を運んできたいものです。

春を待つ想いが静かに醸成されていくこの時期。

雪解けが進む中、生きとし生けるものみんなが、春を待つ想いを秘めてまどろんでいるのかなと・・・・・。

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変わらないスタンスの野幌森林公園へ

2021-02-22 19:08:50 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−9.2℃、最高気温1.3℃。

通常は徒歩5分ほどの歯医者さんへ車で出かけてきました。昨日に引き続き、歩道はつるつるで危険極まりない状態だったからです。

月に一度の定期健診。予約なので待ち時間はなく、今日も治療台に座っていたのは15分程度でした。治療後20分間はうがい等、水を飲まないようにとのこと。

そこで、まっすぐ自宅に帰らずに野幌森林公園大沢口へ車を走らせることに。世はソーシャルディスタンスですが、森はいつものスタンスで、何も言わずに迎えてくれました。

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〈近世・近代における「アットゥシ」の地域差と流通〉の講演会へ

2021-02-21 18:31:32 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温3.5 ℃、最高気温−0.3℃。

北海道博物館で開催された講演会を拝聴してきました。講師は大坂拓氏(北海道博物館アイヌ民族文化研究グループ)。

約2時間の講演でした。江戸から明治期以降の「アットゥシ」について、その文様などから地域差があることを導き出し、分布状況から流通経路がある程度特定されるとし、併せて歴史的背景が伺えるという流れだったように思います。

北海道博物館へはJRバスで国道12号線沿いの厚別東小学校前下車の後、凍り付いた坂道を転ばないように歩き、百年記念塔の横を通ってやっとの思いで辿り着きました・・・。

ハラハラドキドキ歩きとワクワク聴講のセット日。いろいろ勉強になりました。

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「Curry & Cafe Trty's」へ

2021-02-20 20:14:32 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温−0.7℃、最高気温6.3℃。

1階

1階

2階

2階

Trtyカレー

焼きカレー

サイフォンコーヒー

ホットカフェラテ

「CHARM vol・2」に掲載されていた4つのカフェから、本日は郊外にある「Curry&Cafe Trty’s」へ家人とでかけてきました。冊子にあるように、店名はオーナーの愛称が「とるてぃ」さんだったことから名付けられたとか。

1階と2階にテーブル席が多数用意され、外から観た感じ以上に奥行きがありました。

Trtyカレーはとんこつベースのスープに6~7時間以上炒めたたっぷりの玉ねぎが味の決め手になっているそうで、とっても美味しかったです。

焼きカレーはカレー味のご飯の上にホワイトソースと卵を割り入れ焼き上げたように思えました。この言い回しが、果たして合っているのかは不明ですが、一口、味見させてもらったところ、濃厚で味わい深かったです。

サイフォンコーヒーは香り良くさっぱりした感じでした。

お店の2階からは雪原がかなたまで広がっているのを眺めることもでき、気分転換になりそうです。

ランチタイムを終え、オーナーさんにお料理がおいしかったことを伝えて、「Curry&Cafe Trty’s」を後にしました。

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雨水の次の日に

2021-02-19 19:46:40 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温−3・9℃、最高気温1.8℃。

日中、気温がプラスになり車道は雪解けが進んでいました。くぼみにできた水溜まりには逆さまの風景が映っています。夕方近くには、路面が凍り始めてアイスバーンになり、夕日を反射させていました。

昨日は雨水。北海道では暦上の季節感とは異なることが多く、額面通りにはいかないのですが、この雨水の解説を読むと当てはまる箇所がずいぶんあります。

本格的な春はまだまだですが、繰り返される三寒四温を経て、必ず訪れるであろう春をじっと待つことにします。


雨水とは

2月19日頃(2021年は2月18日)。および啓蟄までの期間。太陽黄径330度。立春から数えて15日目ごろ。

空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる、という意味。草木が芽生える頃で、昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。春一番が吹くのもこの頃です。
しかし、本格的な春の訪れにはまだ遠く、大雪が降ったりもします。三寒四温を繰り返しながら、春に向かっていきます。

地方によっても違うようですが、この日に雛人形を飾ると良縁に恵まれるといわれています。                

                      koyomigyouji.comより


 

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「瀬戸焼~受け継がれる千年の技と美~」展へ

2021-02-18 19:44:56 | 日記

雪のち晴れ。最低気温−4.8℃、最高気温2.4℃。

江別市セラミックアートセンターにて開催の「瀬戸焼~受け継がれる千年の技と美~」展へ。

中学生の頃、教科書で習った瀬戸市のせともの。地名から名付けられたということが北海道の田舎町で育った私には印象的でした。

千年余りのやきものの歴史と伝統があるという愛知県瀬戸市。これまで、陶器と磁器を生産する窯業地として日本のやきもの界をリードしてきたそうです。

この「瀬戸焼」展では瀬戸蔵ミュージアムと瀬戸市美術館が所蔵する1万点以上の作品群から寄りすぐりの作品が各章ごとに展示されているとのことで、順に見学してきました。

1瀬戸焼のはじまりと展開 

2瀬戸焼の多様化 

3磁器生産の開始を海外への進出 

4職人から陶芸作家へ 

5産業化と受け継がれる技

特に印象に残ったのは、平安時代(11世紀中期)の「灰釉縄手付瓶」(重要有形民俗文化財)と「アン王女」(テーケー名古屋人形製陶株式会社平成3年〈1991〉)です。

時代を超えて受け継がれてきた技と美しさの妙に見入ることができ、コロナ禍にあって心和むひとときとなりました。 

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「開拓の村のひな人形」の記事

2021-02-17 15:18:37 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−5.6℃、最高気温−1.3℃。

以下はネットからの情報です。

*開拓の村入場料金のみでお楽しみいただけます
入場料金:一般800円、高校生・大学生600円
65歳以上・中学生以下無料
駐車場無料


本日の北海道新聞に開拓の村のひな人形の飾り付けの様子が掲載されていました。

2月20日から3月21日(午前9時~午後4時半。月曜休み)まで開催の「桃の節句ひなまつり 雛飾り」のイベントの一環。8か所の建物にひな人形23組と掛図1組が展示されるとのこと。

身分制度がない今の世を有難く思う一方で、当時、最高の身分として崇められた宮廷の生活様式をひな人形を通して垣間見ることができるのは魅力的です。衣装や調度品等々の華やかさやきらびやかさに目を凝らし、桃の花の明るく優しい雰囲気に包まれるのも心地良いもの。

マップを手に村内を巡り、こうしたひな人形を訪ね歩くのはとても楽しい経験でした。

コロナ禍ではありますが、野外博物館開拓の村は密にならずに過ごせる稀有なスポット。暖かくしてお出かけしてみてはいかがでしょうか、などとついお誘いする文言になってしまいました・・・・。


 

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減便されたバスに乗って

2021-02-16 20:12:52 | 日記

曇り時々雨。最低気温−3.9℃、最高気温3.4℃。

減便のというところが、この地域に住んでいる身としては実感できました。

今日は新札幌まで減便されたバスで向かったところです。

コロナ禍でのバスにマスク姿の乗客という光景が重なりました。

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終日、雨降り

2021-02-15 18:05:52 | 日記

雨時々曇り。最低気温0.3℃、最高気温3.2℃。

終日、雨降りでした。

雪はザクザクになって轍ができ、水溜まりに輪を描く雨の雫。

最低気温が0.3℃は今月一番の高さ。

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北国 諒星氏の歴史講座・「北海道移民史を知る」へ

2021-02-14 19:27:42 | 日記

曇り時々晴れ。最低気温−8.4℃、最高気温3.7℃。

本日、14時から16時まで、江別市民会館小ホールにて「北海道移民史を知る!」という講演会に参加してきました。講師は北国諒星氏。

講演前にスタッフの方が、50人を予定していたところ、応募者多数のため、70名に枠を広げたと話されていました。結果、室内を密にしないために椅子だけを用意し机は置かなかったとのこと。不便をかけますが、ご了承くださいとも。

パワーポイントの全容を印刷した資料、さらに内容をコンパクトにまとめた資料も手渡され、有難かったです。

北国諒星氏は渡道した移民による開拓の歴史について、エピソードを織り込みつつお話しして下さり、興味深く伺うことができました。


*北国 諒星(ホッコク リョウセイ)

1943年福井県生まれ。金沢大学法文卒。北海道開発庁(現国土交通省)に入り北海道開発局官房長を経て作家・開拓史研究家。一道塾塾頭。2006年『魂を燃焼し尽くした男―松本十郎の生涯―』で第26回北海道ノンフィクション大賞受賞。2016年瑞宝中綬章受賞。主な著書に『青雲の果て―武人黒田清隆の戦い―』、『さらば・・えぞ地 松本十郎伝』(いずれも北海道出版企画センター刊)など多数。


 

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