晴れ。最低気温12.4℃ 、最高気温25.8℃。
八月も今日で終わりです。日中、夏日となったこともあり、涼しくなった夕方に野幌森林公園ふれあいコースを散歩しました。芒が風に揺れ、トンボの羽が夕陽に光っていました。突然トノサマバッタが足元から草むらに逃げ込み驚いてしまいました。青空に色づき始めた木々が映え、あちこちから、虫の音が聞こえてくる穏やかな初秋の一日となりました。
晴れ。最低気温12.4℃ 、最高気温25.8℃。
八月も今日で終わりです。日中、夏日となったこともあり、涼しくなった夕方に野幌森林公園ふれあいコースを散歩しました。芒が風に揺れ、トンボの羽が夕陽に光っていました。突然トノサマバッタが足元から草むらに逃げ込み驚いてしまいました。青空に色づき始めた木々が映え、あちこちから、虫の音が聞こえてくる穏やかな初秋の一日となりました。
晴れ。最低気温13.0℃、最高気温25.6℃。
8月28日付の北海道新聞夕刊に、現在NHKで放映中の朝の連続テレビドラマ「花子とアン」に関連するコラムが掲載されていた。このコラムで「赤毛のアン」の翻訳が戦時中から秘密裡に取り組まれていたのだと初めて知り、村岡花子の並々ならぬ覚悟を感じた。コラムの最後に花子自身の言葉が引かれているが、たぐいまれな想像力は真実を見抜く力と表裏一体だったのだと痛感させられた。
晴れ。最低気温11.6℃、最高気温26.3℃。夏日となった。
午後、野幌森林公園ふれあいコースを散歩する。大沢口へ向かう民家の庭には萩が一段と美しくなっていた。大沢コースにはエゾトリカブトが花を咲かせていた。ミズヒキとキンミズヒキが並んで咲いているのをみると、良いことがたくさんありそうな気がしてきた。秋を感じさせる花々が咲き競っている。
《エゾトリカブト 大沢コース》
《ミズヒキ 大沢コース》
《セイタカアワダチソウ ふれあいコース》
晴れ。最低気温11.6℃、最高気温24.9℃。
昨日、訪ねた旧町村農場で町村敬貴の父親である金弥と佐藤昌介の色紙を見つけ、そのつながりにハッとさせられた。佐藤昌介は宮沢賢治が1924年5月21日、花巻農学校の生徒を引率して北海道帝国大学を訪れた時に出会っている。当時、総長を務めていた。賢治の復命書には次のようにある。
北海道帝国大学に至る。門を入るや学生二人出迎え講堂に案内す。此の日総長旅行出発を延期して一行を待つ。蓋しその花巻出身なるによる。即ち総長より生徒に対し一場の訓辞あり。要旨まづ新開地と旧き農業地とに於る農業者の諸困難を比較し殊に後者に処して旧貫弊風を改良し日進の文明を摂取すること榛茨の未開地に当るよりも難く大なる覚悟と努力とを要する所以並に今日は大切なる農業の黎明期にして実に斯土を直ちに天上と成し得るや否や岐れて存する処なりといふにあり。
『ちくま文庫 宮沢賢治全集10』「修学旅行復命書」より一部引用
賢治一行を迎えるために、佐藤昌介総長は旅行出発を延期して、接待したことが記されている。「門を入るや学生二人出迎え講堂に案内す。」とあることから、一行を待ちわび、丁寧なもてなしの様子が窺える。それもこれも、佐藤氏が賢治と同郷の「花巻出身なるによる」とのことだ。このあと、賢治は引率者として立って答辞を述べた後、学生食堂にて生徒たちと菓子と牛乳でもてなしを受けた。牛乳は甘美で新鮮だったことも記されている。
不思議なもので、旧町村農場を訪ねて、北海道の酪農の原点を見たことで、この度は復命書の「牛乳」に関心が向いていくのを感じた。
それはともかく、明治期の北海道を牽引していたそれぞれの分野の方々が繋がっていることにも、その中の一部の方々は賢治さんとも繋がりがあることを知り始め、点が線で結ばれつつある。
晴れ。最低気温11.4℃、最高気温24.6℃。
江別市内にある旧町村農場に家人と出かける。我が家から車で15分ほどのいずみ野25番地にあるこの敷地内には酪農の先達である町村敬貴(まちむらひろたか)氏が築いた農場の建物fが移築され、現在、改築されて資料館となっている。中を覗いてみると、町村敬貴氏に関する資料や当時の酪農の様子などが展示されていた。
《資料館となっている旧町村邸 経済産業省の近代化産業遺産に認定》
《昭和初期のキング式牛舎》
上から佐藤昌介、町村金弥、南鷹次郎、新渡戸稲造とあった。町村金弥氏は町村敬貴氏の父。金弥氏の札幌農学校(現北海道大学)二期生の同級生には思想家の新渡戸稲造、植物学者宮部金吾、宗教家内村鑑三の名がある。後に北海道帝国大学初代総長となるのは一期生の佐藤昌介。
晴れ。最低気温10.3℃、最高気温21.8℃。
すっかり秋の様相となり、朝方は長袖が必要となった。昨年の今日は最低気温18.1℃、最高気温24.1℃だったことを思うと、最低気温は約8℃、最高気温は約2℃低くなったことになる。最低気温が一気に下がり、日中は日差しもあって11.5℃上昇したのだが、長袖を着たまま過ごすことになった。
北海道新聞本日付夕刊によると、上川管内上川町では最低気温が5℃となるなど、道北地方で朝方冷え込みが厳しかったようだ。札幌の最低気温は平年より3.5℃低い14.7℃で、これは9月中旬並みとのこと。札幌管区気象台によると、シベリア大陸から高気圧が張り出し、道内は晴れ間が多いが、寒気が入り続けるため、気温は低めに推移するとのこと。我家ではストーブの出番が8月中にありえるかもしれない。
一方、暑さよりも涼しさを好む花々は急に元気さを増して、美しく咲き誇っている。
曇り時々晴れ。最低気温15.4℃、最高気温22.4℃。
夜半に音をたてて降っていた雨も上がり、涼気が天から送り込まれてきていた。最高気温は昨日より5℃も下がり、初秋の気配が辺りを包んでいた。午後、野幌森林公園、エゾユズリハコースを散歩する。キツリフネの葉の上には透き通ったたくさんの雨粒の一つ一つが、まーるくなりながらも滑り落ちることなく、一瞬の時間を閉じ込めながら懸命にそれぞれが小さな光を放っていた。
《キツリフネ エゾユズリハコース 13:31》
曇りのち晴れ。最低気温20.5℃、最高気温23.4℃。
昨日、宮沢賢治学会イーハトーブセンターから「第25回定期大会のお知らせ」が届いた。学会理事及び関係者の皆様、いつもありがとうございます。9月22日と9月23日の予定で、賢治祭の次の日からという日程もいつも通りです。今年もまた賢治祭がやってくるのですね。
曇りのち晴れ一時雨。最低気温19.9℃、最高気温27.2℃。
今日は処暑。広辞苑によると「(暑さがおさまる意)二十四節気の一つ。太陽の黄経が150度の時で、暑さが止み、新涼が、間近い日。7月の中(ちゅう)。太陽暦の8月23日頃に当たる。」とあった。ところで、新涼という聞きなれない言葉があり、広辞苑を引くと「秋の初めの涼気。秋涼。」とあった。北海道にしては最高気温が27.7℃というのは夏日であり、涼しい範疇には入らないが、この後、日毎に涼気が空や大地を包み込んでいくのだろう。
午後、いつもの野幌森林公園ふれあいコースを散歩する。季節がまたいくらか進んでいた。処暑の陽射しを受けた芒が光を散乱させ、ナナカマドの実が朱く色づき始めていた。
雨時々曇り。最低気温19.1℃、最高気温21.5℃。
いつからあったのか忘れるぐらい長い間使っていたヤカンがついに水漏れを始めたので、新しいヤカンを買ってくることになった。アルミニウム製のどうということもない安価なものだったが、捨てざるを得ない。ヤカンが何だか不憫ではあったが、いたしかたない。もし、私にこのヤカンを再生する腕や環境があれば、どうにかしたいものだ。単なるケチなのかエコなのか、自分にはこういうところがあったのかと時々気づいては可笑しくなる。
物を大切にするという感覚とは少しずれているように思っていたところ、本日付の北海道新聞の夕刊に「暮らしかた冒険家」というエッセーを見つけた。隔週金曜日掲載という。今まで見逃していたのか、初めて見るような・・・。
大量消費・大量生産の時代を抜け、あまっているものを創意工夫して活用することで、持続可能で高品質な暮らしを目指しているという。「暮らしかた冒険家」と自称しているお二人の少し肩の力を抜いた考え方や行動にとても惹きつけられた。今後、どのような工夫がなされて、どのような生活が産み出されるのかが楽しみだ。
曇りのち晴れ。最低気温17.6℃、最高気温26.5℃。
「100分de名著」というNHKのテレビ番組がある。なかなか読むことができないような本でも、司会者や解説者が時にはおしゃべりを交えて、エッセンスとなる部分を提示してくれるので、たいそう興味がそそられるものだ。
先日は『ファーブル昆虫記』が取り上げられていた。ファーブルが貧しい家庭に育ち、14歳で自分で食べていかなけばならないほどのどん底の中にあっても文学に惹かれる心を詩で潤し、学問する道を切り開いていったことを初めて知った。
このファーブルの生い立ちにも魅せられるが、糞虫や狩りバチの生態について詳細に書かれた部分は新鮮で驚くことばかりだった。
例えば、狩りバチの一種であるコブツチスガリはゾウムシを狩るのだが、獲物の神経器官が集中している一点を針でさして麻痺させ、長期間生きたまま、つまり新鮮な状態を保って餌にしていたというのである。
狩りバチはまた麻痺させた獲物に卵を産み付けるのだが、産卵場所はこの獲物がもがいても取られない場所だという。狩りバチの幼虫もまた、誰に教えられたわけでもないのに、獲物の体に食い入り、食べてもこの獲物が死んでしまわない部分から順に食べていくというので、私の驚きは頂点に達した。
NHKテキストによると、ファーブルは「・・・・・・ツチスガリの選択は、最も深い生理学と、最も精密な解剖学だけが教えることと一致している。・・・・・・」と書いている。虫たちと根気強く、忍耐強く付き合い、独善や想像を排することを信条としてその生態を明らかにしようとした姿が垣間見えた。
曇り時々晴れ。最低気温20.6℃、最高気温24.9℃。
曇り空の昼下がり、野幌森林公園自然ふれあい交流館横を通り、大沢口までを散歩する。秋の風情を感じさせる花々が咲いていた。目立たないけれどよく見ると花だというような野の花の前でふと足が止まった。(掲載写真最後のもの)
自然界にはこういう花もたくさんある。そして、それらを含めたすべてのものが何らかのミッションを持っているのだろう。野幌森林公園の自然を四季を通して見ていると、微妙ながらバランスが保たれているように思う。
雨。最低気温18.9℃、最高気温20.5℃。
終日雨が降っていた。一時、雨が小降りになったので、野幌森林公園大沢口まで散歩に出かけた。最高気温の20.5℃は20時のもので、日中は20度以下とすっかり涼しくなった。今日からこの付近の小学校が夏休み明けとなったらしく、雨合羽を羽織った学校帰りの子どもたちが我家の玄関前を歩いていた。最近の雨合羽はランドセルを背負った上から羽織るらしいことを発見。それはともかく、せっかく、久しぶりに学校へ行くというのに、この雨で出鼻をくじかれた子もいただろう。行ってしまえば楽しい学校ではあるが、長い休みの後では気持ちの切り替えが難しい子もいたのだろうなどと思った。
それは、自分がそうだったからのことなのだが・・・・・。今日で夏休みは名実ともに終わった気がする。
《大沢口までの道 16:48》
《大沢口 16:50》
《大沢口 16:50》
晴れ。最低気温18.5℃、最高気温23.1℃。
昨晩は家族でワインを飲みつつおしゃべりをして過ごした。ワインの力はコミュニケーションを深める働きも秘めていて、それはものづくりの深さとリンクするものだと感じさせた。
物とそれを作(創る・造る)り上げるまでの過程はどうしてこうも魅力的なのだろう。物自体の価値も当然ながら存在するが、それまでのエピソードがさらに物に奥ゆきを与え、こちらの心に滋養をもたらす。それが、食べ物や飲み物ならば、心身共に元気にしてくれそうだ。
本日はタキザワワイナリーで購入したスパークリングワイン「ナイアガラ」を飲む予定で、冷蔵庫でギンギンに冷やしているところ。・・・・・その後・・・・・・・。
夜、家族で頂く。さっぱりした爽やかな飲み心地で、飲んだ後にはナイアガラの風味が口にふんわりと広がる。美味しく飲みやすい印象の白ワインだった。ワインがこの夏の思い出の一つになりそうだ。
《タキザワワイナリー》
《タキザワワイナリーショップからのロケーション》
《スパークリングワイン ナイアガラ2013 ¥1994》
晴れ。最低気温14.8℃、最高気温25.8℃。
爽快な過ごしやすい一日となった。午後3時過ぎから急に思い立って帰省していた長男と岩見沢近隣にある三笠の山崎ワイナリーに出かける。10月4日先行上映予定の『ぶどうのなみだ』のロケ地になったということ、そこで生産されたワインを口にしてみたいとの思いが重なってのことだった。
ワイナリーからは空の広がりの下、緑豊かな葡萄畑が続いていて素晴らしかった。ここの葡萄たちは幸せだ。ストレスを和らげるために園内にはクラシック音楽が流されているという。そんな風に暖かく見守られて育った葡萄のみを使ったワインだ。通でもなんでもない私だが、ショップコーナーにて試飲を重ね、自分の舌を信じてシャルドネを購入することにした。
CHARDONNAY 2013(白) 辛口
価格(税込み)3,000円
シャルドネ 2013「ニュートラルな品種で、様々な栽培・醸造にも対応する品種です。グレープフルーツや梨、レモンの皮など清涼感のある上品な香り。豊かな果実味と、ミネラル感のあるきれいな酸味が特徴的な、山崎ワイナリーらしい辛口ワイン。
ワイナリーから一望出来る南斜面の葡萄のみを使用。」