曇り。最低気温1.8℃、最高気温8.5℃。
昨日(2014年10月28日)の北海道新聞夕刊で、日本の「男女平等度」が、調査の対象となった142カ国の中で104位だったと報じていた。前年より順位は一つ上がったというが、先進国の中では最低水準という。これはダボス会議で知られるスイスのシンクタンク、世界経済フォーラム(WEF)が、28日に公表した2014年版「男女格差報告」によるもので、首位は6年連続のアイスランド、2位フィンランド、3位ノルウェーは前年度と同じだそうだ。アメリカは20位、中国87位、韓国117位。男女格差報告は女性の地位を経済、教育、政治、健康の4分野で分析し数値化したものとのこと。
実は2008年11月12日の我HPでも取り上げていたので比較してみることにした。2008年の7月7日からは北海道の洞爺湖町を舞台に日本が議長国となって先進国首脳会議が持たれていたので記憶に残っている。2008年11月12日付の北海道新聞の記事をまるごと引用しているので、比較するには何かと好都合だ。それで・・・・・・・、6年の時を経ても、相変わらず世界各国の中で日本は女性の地位が低めで推移していることが理解できた。だからといって・・・・・・・・、6年の歳を重ねた私は驚きもしなくなった・・・・・・・。
「2008年11月12日・晴れ。最低気温-4.4℃、最高気温11.8℃。日の出6時15分、日の入16時02分。本日の北海道新聞夕刊に興味深い記事が掲載されていた。
【ジュネーブ12日共同】ダボス会議で知られるスイスのシンクタンク「世界経済フォーラム」は十二日、女性の社会的地位の改善状況を順位付けした二〇〇八年版の「世界男女格差報告」を発表した。首位はノルウェー、二位がフィンランド、三位がスウェーデンと北欧諸国が上位を独占。日本は前年の九十一位から九十八位へ後退した。
給与水準や高等教育を受ける機会、政治参加、平均寿命などの男女格差を数値化して世界百三十カ国を比較した。
日本は平均寿命などを反映した「健康と寿命」の指数が三十八位と比較的上位ランクされたが、政治分野は百七位、経済分野は百二位、教育分野も八十二位にとどまり、全体順位は主要先進国の間で最低だった。
主要国ではドイツ(十一位)、英国(十三位)、フランス(十五位)など欧州勢が上位にランクされた。米国は男女の所得格差の縮小が評価され三十一位から二十七位に上昇。ロシアは四十二位、中国は五十七位だった。
ついこの間、北海道洞爺湖を舞台に主要先進国首脳会議があった。主要先進国に名を連ね、議長国として当番も務めた日本が、男女格差については九十八位と後ろから数えた方が早い順位とは、いかがなものだろう。先進国というイメージで、日本も女性に開かれた国になってきていると感じていたが、世界的にはまだまだだったのかと意外に思った。」