晴れ。最低気温1.0℃、最高気温14.0℃。
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野幌森林公園の大沢口から瑞穂連絡線で北海道百年記念塔のあった地を目指しました。
森を抜けるとすぐに百年記念塔の姿が目に飛び込んできたものですが、その姿はなく野原が広がっているだけです。
近寄ってみると、記念塔の跡地は雨水をたたえて、湿原のようになっていました。
跡地周囲の散策コースを半分ほど巡ると、茫洋とした芒野原が広がり始めます。芒は青空に向かって、白い穂をどこまでも伸ばそうとしているようでした。
2023年1月始まった解体工事により、2023年8月2日に姿を消した百年記念塔。
その後も周辺一帯は侵入禁止となり、今日はおよそ2年ぶりにこの地を訪ねることになったのです。
形あるものはいずれ消えていく運命なのかと。
一方で、先日、テレビ画面に映し出されていたインドのエローラ石窟群は、石仏を含めた寺院でおよそ1000年以上前に彫られたとのこと。
芒野原の美しさに見とれながら、「ほんもの」とは何なのだろうという思いが頭をよぎりました。
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本日の新北のうた暦の掲句です。
牛が「生乳製造機」ではないことをうっかり忘れてはいないでしょうか。
牛がミルクを提供してくれるためには、赤ちゃんを産まなくてはならないのです。
その赤ちゃんにあげるミルクを私たちは頂いているのです。
水道の蛇口を捻ったら、牛乳が出てくるとは思わないとしても、牛が自分の子を育てるための母乳だったことを私はうっかり忘れるところでした。
雌牛がミルクを出すまでには最低2年半はかかります。
このことを開拓の村の農村群にある小川家酪農畜舎の ボランティア担当の時に資料を見るなどして改めて知ることとなったのでした。
「乳牛は償却資産・・・・」の句は人と家畜のこれまでのつながりやその他にも様々なことを教えてくれている気がしました。
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。