晴れ。最低気温6.5℃、最高気温23.3℃。









特別に3階にも


朝焼けの美しい空。
午後から北海道林木育種場旧庁舎で「建物歴史セミナー」が行われ、参加してきました。
セミナーは13時半からだったので、その前に同建物内の「サッポロ珈琲館Rinboku」でランチを摂りました。
さて、「建物歴史セミナー」は江別市教育委員会主催で、講師を勤められたのは札幌建築鑑賞会代表の杉浦正人氏。
講演の後、普段は一般人が入ることができない2階と3階を解説して頂きながら見学してきました。
休憩を挟んで、参加者が4グループに分かれて、ワークショップ。各テーブルに進行役の方が配され、➀印象に残ったことは何か(ここがすごい!)、②この建物をどう利用していったらよいか、について自由に話し合いが持たれました。
数十分後、各グループで話し合われたことを各進行役の方が発表し、本日のセミナーは終了です。楽しく、有意義なセミナーでした。
この建物の履歴書?
樹齢210年のイチイの木が前庭に、建物の後方には緑陰を生み出す樹木が立ち並ぶというロケーションの中にこの洋館風の建物があり、目を惹きます。
この建物は1927年(昭和2年)に内務省北海道庁所管野幌林業試験場の庁舎として、現在地(文京台緑町)に移転改築されたとのこと。6年後の1933年(昭和8年)、名称を北海道林業試験場に変更。
1957年(昭和32年)、林野庁北海道林木育種場の庁舎となる。その後、組織改編を経て、
1996年(平成8年)、林野庁林木育種センター北海道育種場の新庁舎完成に伴い、庁舎としての利用を終える。
2001年(平成13年)、国の登録有形文化財に登録・告示。1年後の
2002年(平成14年)、江別市が国から土地・建物を購入。
2021年(令和3年)、(株)珈房サッポロ珈琲館による使用開始。
建物はおしゃべりできないので、代わりにわたくしが語らせて頂きます。
➀林業試験場時代は林業の改善と林産物の発達のために働きました。明治42年から昭和2年にかけて、江別市内の大麻・野幌・高砂駅付近にかけて植えられた鉄道防雪林は、今も防雪・暴風の役割を担っています。
②林木育種場時代は木の特性を調べて優良品種を開発したり、一方で、林木の遺伝資源の収集・保存などの研究事業にいそしみました。
③そして、今は珈琲館として働いています。元気です。もっと、地域の方々や北海道の皆さんに喜んで頂けるように何ができるか考えてもいるんですよ・・・。以上
それでは今日はこの辺で。
明日が皆様にとって良い一日となりますように・・・・。