晴れのち雨。最低気温9.4℃、最高気温13.4℃。
昨日の夕方、家人がエントリーしていた「第一回 夕焼けまらそん」へ出かけてきました。
リレハンメル冬季五輪ノルディックスキー複合団体金メダリストの阿部雅司さんをゲストランナーに迎え、約380名ほどが参加して、家族的な雰囲気の中で大会は進められました。
この時期、北海道開拓の村は通常17時で閉まるのですが、大会終了は18時50分頃だったので、普段見られない夕暮れの時間帯を過ごすことになりました。
主催の一般財団法人北海道歴史文化財団の方が挨拶の中で話されていたように、野外博物館内でのマラソン大会は全国的にも初の試みであり、珍しいことのようです。
北海道命名150年を迎える本年、初夏の夕暮れの中に佇む開拓当時の街並みや漁村風景、農村風景を目にしながら走るという発想はロマンを感じさせる素晴らしいアイデアだと感心しました。
いつもはひっそりしているであろう、夕暮れ時の「北海道開拓の村」はランナーやその家族、スタッフの皆さんで大賑わいでした。
幼児から大人まで、車椅子の方からスペシャルオリンピック関係者の皆さんなど障がいを抱えた方たちも参加できるメニューが用意されていたことも本大会をより意義深いものにしていたと思います。
1.5㎞のファンランの競技には車椅子の方が2名参加していて、その中の一人は初めてのマラソン経験だとのことでした。もう一人の方は他のところで1㎞を走ったことがあるとサポーターの方が話してくれました。
家人は5Kを完走。
最初から最後までこの大会を盛り上げてくれていたのが、ゲストの阿部雅司さんです。どの競技にも一緒に走り、声掛けをしていました。リレハンメルオリンピックで優勝した際の金メダルは誰でも自由に手に取って見られるようにと机の上に置いてありました。飾らない暖かな人柄がにじみ出ていて、競技者として人間として素晴らしい方だと思った次第です。
「第一回 夕暮れまらそん」は、チップ活用など大きなマラソン大会にも負けない計測システム導入に加え、暖かな雰囲気に包まれつつ無事に終了したのでした。