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当別町のひまわり畑
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北海道新聞2020年9月19日付け
イグ・ノーベル賞はノーベル賞へのパロディーの意味合いも込めて米国の科学ユーモア雑誌が1991年に創設。ユニークな科学研究などに贈られ、今年は平和賞、物理学賞など10部門で受賞されたとのこと。
音響賞を受賞したのは京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の西村剛准教授(45)らの国際研究チーム。日本人の受賞は14年連続。
中国原産の希少なワニ「ヨウスコウワニ」を用いた研究で、ワニの水槽内にヘリウムガスと酸素を充満させたところ、唸り声が約400㌹から800㌹に高くなったというもの。。
この結果から人など哺乳類と同じように声帯の上にある 器官「声道」で空気を共鳴させて発声していることが突き止められたそう。西村教授は、ワニと分類上近い恐竜も同じように発声していた可能性が高いとみています。
授賞式は例年、米東部ケンブリッジのハーバード大で行われていたのですが、今年はコロナウィルス禍のためオンラインでとか。
柔らかな頭の使い方が求められ、真面目なのにどこかユーモラスに映る受賞内容にいつも頬がゆるんでいました。イグ・ノーベル賞を日本人が14年連続で受賞していることを誇りに思います。
それにしても、ヘリウムガスを吸った強面(こわもて)のワニが何も知らずに声を出したら上ずった高い声になっているのをワニご本人はどう思ったのでしょう。
イグ・ノーベル賞から、井上ひさしさんの言葉を思い出しました。
「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」(劇団「こまつ座」の雑誌「the座」の1989年版初出)