晴れ時々雨。最低気温3.7℃、最高気温8.3℃。
昨日、訪れた北広島の島松川です。静かで、美しく、どこか寂し気な晩秋の風景にしばし佇んで見入ってしまいました。暖かみのある色合いとなった川辺の風景は、子どもの頃に過ごした故郷を思い起こさせるものでした。
そして、本日は車で十数分のロイズにてランチタイムを過ごしました。
ハロウィン当日だったことに気づかせてもらえたエントランス付近。ファンタジ―の世界が広がり、一時、この世の憂きことがどこかへ飛んで行った気がしました。
晴れ時々雨。最低気温3.7℃、最高気温8.3℃。
昨日、訪れた北広島の島松川です。静かで、美しく、どこか寂し気な晩秋の風景にしばし佇んで見入ってしまいました。暖かみのある色合いとなった川辺の風景は、子どもの頃に過ごした故郷を思い起こさせるものでした。
そして、本日は車で十数分のロイズにてランチタイムを過ごしました。
ハロウィン当日だったことに気づかせてもらえたエントランス付近。ファンタジ―の世界が広がり、一時、この世の憂きことがどこかへ飛んで行った気がしました。
晴れ時々雨。最低気温5.7℃、最高気温10.1℃。
北広島市にある国指定史跡・旧島松駅逓所へ出かけてきました。
ここの担当の方から頂いたパンフレットによると、島松駅逓所は、明治6年(1873年)に千歳島松村に設置されたとのことです。
明治17年(1884年)には、札幌市から中山久蔵が駅逓取り扱いを命じられ、中山宅が正式に駅逓所となりました。中山家はその後、明治30年(1897年)に駅逓が廃止されるまで、運営を任されていたということです。
さて、駅逓所ですが、交通が不便な地に駅舎と人馬を備えて、宿泊と運営の便をはかる目的で設置されたということです。いうまでもなく、開拓期の北海道では重要な役割を果たすもので、かつて北海道内には六百十数か所もあったそうですが、昭和22年(1947年)に廃止されました。(同パンフレット参照)
駅逓所という地は、その役どころから出会いや別れの場でもあったということでしょう。
この島松駅逓所で別れを惜しんだ人々の中に、かのクラーク博士とその教え子や職員の方々がいたようです。
「ボーイズビーアンビシャス」と別れ際に言い残して、アメリカの地へ帰って行かれたクラーク博士。「クラーク記念碑」にはその言葉とともに、訣別の地を記念してクラーク奨学会(発起人代表宮部金吾)により立てられたとも刻まれていました。
*国指定史跡・旧島松駅逓所の開館は11月3日までで、冬期間は閉館となっています。
雨のち晴れ。最低気温4.1℃、最高気温14.9℃。
激しい雨風に打たれ、木々の葉の多くが前倒しで散ったことでしょう。
野幌森林公園の大沢口を経由して中央線へ向かう遊歩道は、落ち葉で埋め尽くされていました。
木々の多くは、いったん、断捨離のようにきれいさっぱり装いを脱ぎ捨てるのだなーと、森の中を歩きながら思いました。
けれども、それはエネルギーを蓄えて、来春へと命をつなぐ営みであり、未来を見据えた振る舞い方なのだとも思ったのです。
そのようなことを思いながら歩いた今日の森林公園は、雨上がりの目にさやかな美しい色合いが印象的でした。
雨のち晴れ。最低気温5.2℃、最高気温13.8℃。
泉の沼公園
泉の沼公園
学園通りのイチョウ並木
イチョウの実
南幌町から泉の沼公園の水辺を訪ね、学園通りのイチョウ並木を眺めてきました。
並木の中に実をたわわにつけているイチョウの木があり、まるで、賢治さんが綴った『いてふの実』のようだと思いました。
この作品では、お母さんの木から、子どもたちが一斉に飛び立つ場面があり、悲しむお母さんと旅立っていく子どもたちに、お日様が「あらんかぎりのかゞやき」をなげかけるのです。
透明感のある描写に惹かれ、いつしか賢治ワールドを彷徨することに・・・・・。
ここでは、『いてふの実』の一部を引用させていただきました。
そらのてっぺんなんか冷たくて冷たくてまるでカチカチの灼きをかけた鋼(はがね)です。
そして星が一杯です。けれども東の空はもう優しい桔梗の花びらのやうにあやしい底光りをはじめました。
その明け方の空の下、ひるの鳥でも行かない高いところを鋭い霜のかけらが風に流されてサラサラサラサラ南の方へ飛んでゆきました。
実にその微かな音が丘の上の一本のいてふの木に聞える位澄み切った明け方です。
ー中略ー
東の空が白く燃え、ユラリユラリと揺れ始めました。おっかさんの木はまるで死んだやうになってじっと立ってゐます。
突然光の束が黄金の矢のやうに一度に飛んで来ました。子供らはまるで飛びあがる位輝やきました。
北から氷のやうに冷たい透きとほった風がゴーッと吹いて来ました。
「さようなら、おっかさん。」「さようなら、おっかさん。」子供らはみんな一度に雨のやうに枝から飛び下りました。
ー中略ー
お日様は燃える宝石のやうに東の空にかかり、あらんかぎりのかゞやきを悲しむ母親の木と旅に出た子供らとに投げておやりなさいました。
『ちくま文庫 宮沢賢治全集5』
いつのまにか、10月もあと3日となりました。残りのカレンダーは二枚。今年もあとわずかです。
雨のち晴れ。最低気温11.7℃、最高気温18.0℃。
札幌学院大学
我家から徒歩で6分ほどの札幌学院大学で第43回目の学術講演会があり出かけてきました。
午後2時過ぎから約1時間半あまり、漫画家ヤマザキマリ氏の講演があり、その後、フルートとヴァイオリンのコンサートが約1時間にわたって行われ、午後5時に終了となりました。
ヤマサキ氏は「時空と国境を越えて」という演題でお話をされました。『テルマエ・ロマエ』の作者でもあり、この作品で第3回マンガ大賞・第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞しています。マンガ作品も多数ですが、ほかにも『国境のない生き方』『男性論』など著書多数。
千歳に母親が在住し、ヤマザキ氏もこの地で4歳から15歳までを過ごし、17歳で絵画を学ぶためにイタリアへ渡ります。14歳下の詩人と結婚するも子どもができて離婚。一時母のいる北海道へもどり、大学でイタリア語を教え、道産子ワイドで湯めぐり番組の担当となるなど、いろいろな職をこなしました。これらが『テルマエ・ロマエ』を生み出す原動力となっていったと述懐されていました。
生い立ちからして、一般常識からかけ離れているので、今が着地点だとして、かけ離れているのは当たり前かなどと一人で納得していました。ヤマザキ氏は現在、イタリアに在住とのこと。
1時間半に及ぶお話はどこも眠気の覚めるような滋味あふれるもので、実体験を通しての語りならではの臨場感満載でした。面白さの連続でまさに「時空と国境を越えた」ものばかりで、とてもこの場で書ききれるものではない内容量でした。
強いて感想を求められたなら、「世界観が変わるほどの衝撃を受けた。」と答えたいです。
さて、ほどよく、上質の刺激を浴びて、熱を帯びた頭を、続くフルートとヴァイオリンのコンサートでゆるやかにクールダウンさせてもらった後半の一時間でした。美しい音楽のしらべを生演奏で聴くのは久しぶりで、心が潤うひとときとなりました。
晴れ時々曇り。最低気温2.6℃、最高気温16.0℃。
大麻駅から徒歩3分のところにある、大麻中央公園へ紅葉を求めて足を運んできました。
自然の沢地を利用した約800mの帯状に広がる公園は、面積105,734m2内に樹林や池がそのまま残り、野鳥や魚などが観察できるテラスがあります。
1969年に開設され、少年野球場、子ども向けの遊具があり、子どもからお年寄りまでが楽しめる公園とのこと。
二番通りから眺めた公園の紅葉です。写真には映っていないのですが、水鳥が十羽ほど泳いでいました。
水辺の風景はどこかホッとさせられます。水が命の源のように思えるからでしょうか。そこに紅葉が情趣を添え、潤いのある心落ち着くスポットとなっていました。
〈江別市公式サイト参照〉
曇りのち晴れ。最低気温6.1℃、最高気温17.0℃。
四月から始めた北海道開拓の村のボランティア活動も今日を含めてあと2回となりました。
この北海道開拓の村は市街地群、漁村群、農村群、山村群の4つのエリアがあります。今日はその中の、農村群を担当しました。
愛知県、千葉県、静岡県、岩手県、大阪、東京からや地元の小学校数校などの子どもたちをはじめ多くの方々が、途切れることなくこの地を訪れてくださいました。
旧岩間家農家住宅前には大根が干されています。冬を前にたくあん漬けの準備をしたであろう開拓時が偲ばれる光景です。
小学生の子どもたちが「これ、ほんものですか?」などと、目をまるくしていたのが印象的でした。
大根はこの村で収穫されたもので、ボランティアや職員の方々の手でこの後仕込まれる予定です。
からりと晴れて澄んだ空気の中を、雪虫が群れ、エゾリスが木の実を加えて走り抜けていきました。十月最終週のこの時期としては、風もなく暖かな北海道開拓の村の冬を前にした秋の風景のひとこまです。
雨のち晴れ。最低気温11.8℃、最高気温19.7℃。
先日訪ねた、博物館明治村の第四高等学校(旧制第四高等学校)はこの村を創立した谷口吉郎博士(博物館明治村初代館長)と土川元夫氏(名古屋鉄道株式会社会長)のお二人の出身校です。
この建物の一室で『母と暮らせば』のロケが行われたそうです。
『母と暮せば』は2015年12月12日に公開された日本映画で、主演は吉永小百合と二宮和也。山田洋次が監督を務めました。窓側の前から三列目に二宮和也君が座っていたとガイドさんから説明を受けました。
長崎に原爆が落とされた瞬間、講義を受けていた学生たちのインク瓶が溶けていくシーンがありました。それはこの場所で撮られたものだったのかと感慨深く思えたのでした。
第四高等学校物理化学教室
曇り一時雨。最低気温3.3℃、最高気温17.7℃。
大沢口
大沢口付近
自然ふれあい自然交流館前付近
日々微妙にいろどりを変えていく自然 から目を離せなくなる野幌森林公園です。
旅から戻り、野幌森林公園にご挨拶を兼ねて、散歩に出かけました。カツラの甘い香りが森の中を満たしていました。
テレビではNHKの「うたコン」番組で「ロード」が流れています。「何でもないような事が幸せだったと思う」の歌詞が耳にとまりました。
夜の空を湿気を含んだ雲がかかり、その向こうに月齢14.0の月がおぼろげに見えます。
秋の夜長、何でもないようなことが落ち葉のように折り重なっていくのを、静かに想い浮かべてみるのも良いかもしれません。
晴れ。
犬山市にあるリトルワールドへ出かけてきました。夕方の便で帰る予定なので、午後の早い時間に中部国際空港へ向かいます。どなたのお陰なのか、本日も晴れの良い天気です。
リトルワールドは、世界の家と暮らしをテーマにした野外博物館です。アジア、アフリカ、アメリカ、南米、中東、西欧などの国々の、それぞれの階級や身分による個性あふれる暮らしぶりを垣間見ることができました。
これから、訪ねることがあるとは思えない国々の伝統や文化の一部を知ることができ、良い刺激になりました。
これらの中から、目を引いた建物や町並み、ランチタイムのひとこまをアップしたいと思います。
ペルー大農園領主の家
ヨーロッパエリア
イタリア・アルベロベッロの家
ここで、カンツォーネのBGMを聞きながらランチを摂りました。
23%の電池量となってしまいましたので、
本日はここまでとします。
晴れ。
今日は、愛知県犬山市の博物館明治村で約4時間余りを過ごしました。日曜日とあり、大勢の人で賑わう村内でした。
この明治村は旧制第四高等学校同窓生の谷口吉郎博士(博物館明治村初代館長)と土川元夫氏(名古屋鉄道株式会社会長)の二人が、明治期の建築物など、芸術上、歴史上価値ある文化財が、時代の流れの中で取り壊されていくことを憂え、その保存を願って創設されたとのことです。
1965年(昭和40年)に創設。約100万平方メートルの敷地に67件の建造物があります。うち、重要文化財11件、愛知県指定文化財1件とこの村のサイトにありました。
ボランティアガイドさんに案内して頂いた中から、NHKドラマ「花子とアン」(平成25年)のロケ地となった北里研究所本館・医学館を主にアップします。
晴れ。
氷点下の朝。中部国際空港から名古屋駅を経由して、三重県松阪市へ。
北海道の名付け親と言われている松浦武四郎の生家と記念館を訪ねました。
生家の前は伊勢神宮へ通じる「伊勢街道」。文政のお蔭参りに、年間、400万人から500万人がこの道を通ったそうです。
一説に、これらの人々の姿から刺激を受けたことが、武四郎が旅を続ける要因の一つと考えられています。
武四郎記念館はのどかな畑地の中に建っていました。裏の辺りには、武四郎が愛した蝦夷山桜が植えられていました。続きは後程。
晴れ。最低気温-1.5℃、最高気温14.5℃。
エゾリスの素早い行動についていけずに、何とかシャッターを切りました。冬の来る前の今時期のエゾリスは大変だろうと思います。
シマリスと違って、エゾリスは越冬しない習性なので、エサが少なくなる冬に備えて、木の実などを蓄えておく必要があるからです。
今日もたいそう忙しそうだったので、邪魔をしないように、そっと撮したつもりですが・・・・。
さて、エゾリスについてですが、分からないことが多いのでウキペディアによる解説を一部引用したいと思います。
エゾリスは冬眠せず、秋にはエサの少ない冬に備えて木の実などを地面に埋めておく習性がある。
冬には地面に埋めておいた木の実のほか、樹皮や冬芽、木の枝に生えたコケやキノコなどを食べるが、エゾリスは50cm程も積もっている雪の中から埋めておいた食べ物を探し出すことができる。
夏は日中を通して活動するが、冬の間は朝のうちだけ活動したり、巣の中で眠っていることが多い。
エゾリスは50㎝ほどの雪の下から埋めておいた木の実などの食料を探し出すことができるのだそうで、大した能力だと驚いてしまいます。
ただ、埋めておいた木の実の場所を忘れることもあり、これが森の木を増やすことにつながるのだとか。「うっかりエゾリスくん」の姿を思い浮かべて、頬がゆるんでしまいました。
ただ、エゾリスくんの「うっかり」は、自然界には「しっかり」貢献しているようです。
曇一時雨。最低気温3.5℃、最高気温12.1℃。
北海道新聞本日付け日刊紙
偶然とは思えない写真にくぎ付けになりました。こういう知的な熊に出会えるのも、知床半島という神秘的な雰囲気がある所だからなのかと思いました。
晴れ一時雨。最低気温3.9℃、最高気温13.5℃。
北海道新聞夕刊によると、道内は放射冷却現象により、全道的に11月上旬並みの寒さとなったとのこと。
札幌管区気象台によると、173観測地点のうち75地点で今季一番の冷え込みとなり、4地点で冬日を観測したそうです。
各地で観測した最低気温は、伊達市大滝市で氷点下1.1度、十勝管内上士幌町ぬかびら源泉卿で同0.4度などと同紙は伝えていました。
冬日というのは「最低気温がセ氏零度未満になる日」と広辞苑にありました。
石北峠では、17日未明に降った雪がうっすらと積もったようで、その映像が夕方のNHKテレビで放映されていました。
雪虫のことを先日書いたこともあり、私が雪虫を目にしてから今日で何日目だったろうかと思わず指を折って数えてみました。平地に初雪が降る日も間近な気がします。