透明な気圏の中から

日々の生活の中で感じたこと、好きな作家についての思いなどを書いてみたいと思います。

スイカの出自

2020-07-16 16:23:04 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温16.5℃、最高気温23.5℃。

当別町の麦畑

富良野繋がりのような気もしつつ、富良野産のスイカを購入してきました。

今迄で一番の大きさなのに一番の低価格です。

半分は冷蔵庫で保管し、半分を適当な大きさに切り分けてこちらも冷蔵庫に収納しました。

生産者のネーム入りとあって、モノ作りの心意気が伝わってくる逸品。北海道の農産物の作り手の方々には本当にエールを送りたいです。

食の自給率約37%のこの国で北海道が担っている役割は高止まりかと。天候によるリスクや政に足を引っ張られながらも、作物作りに奮闘されている方々。かろうじて食の面で安心安全の一部が保証されるのはこうした方々の力があってこそと思います。

エールをと言っても、できることはただ食べるだけで何なのですが・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲が何かに見える時

2020-07-15 20:12:56 | 日記

晴れ。最低気温15.3℃、最高気温25.5℃。

アヒルに

ミッキーマウスに

中富良野町のファーム富田へ出かけた時に見上げた空です。一度、そう見えるとそうしか見えない雲の姿。アヒルもミッキーも、多くの方の目には何なのかさっぱり分からないだろうと思いつつアップ。

雲を見るのはけっこう好きな方で、雲の形を何かに当てはめようとしている自分としょっちゅう出会っています。

本日付けの北海道新聞(夕刊)の今日の話題というコラムの内容が興味深かったです。美術館では通常、展示室の壁に絵画が配置されるので、窓はないかあっても覆われていて見えないものです。

コロナ禍で美術品の入手が難しい中で、窓の覆いを取り去って、外の風景を見るという試み。「扇型の展示室にあるのは、弧を描く大きな窓と白い壁だけ。」

展示室の窓を、そして、その窓を通して外界の風景などをゆっくり眺められるのも美術館の機能だということを、昨日まで知ることもなく過ごしてきました。コロナ禍にあって、発想の転換を余儀なくされた美術館の意表を突く取り組みは、開き直りとも思えるもので、なんと自由度が高く、柔らかな魂に溢れていることかと。

空に浮かぶ雲の姿もこの美術館の窓を通せば、一級の美術品となってお目見えすること間違いないと確信したのでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中富良野町のファーム富田のラベンダー

2020-07-14 21:08:18 | 日記

晴れ。最低気温15.6℃、最高気温24.5℃。

ラベンダーメロンミックスソフトカップ、ラベンダーバニラミックスソフトカップ

ラベンダー色のトラクター

家人と中富良野町のファーム富田のラベンダー畑を見に出かけてきました。

上の写真の掲示板にあるように、ラベンダー畑を続けることができなくなった1975年、畑をつぶすために購入したトラクターで畑へ。けれど、「ラベンダーが愛ほしくて、どうしてもつぶすことはできなかった。苦しくてももう一年、その年に癒しの植物として、見て楽しむ花としての運命の扉を開く奇跡が起きたのです」と。

その奇跡とは、1976年、ラベンダー畑が国鉄のカレンダーにより全国に紹介されて次第に観光客が訪れ始めたことでした。一枚のカレンダーがラベンダー畑の美しさを全国に広めることになり、ファーム富田は活路を見出すことになったのです。

困難に直面した時、対象に熱を注がざるを得ないほどの何かを持ち続けるのは、その時点で人知を超えた力を引き込んでいるのかもしれないと思うのです。この劇的なエピソードを思うとそんな気がしてなりません。

改めて、ラベンダーの花の姿と香りを味わうことにしたいです。我が家の数株のラベンダーも明日辺りは満開になりそう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ロイズローズガーデン」へ

2020-07-13 20:26:58 | 日記

雨時々晴れ。最低気温16.9℃、最高気温24.2℃。

まんまる新聞 2020年7月10日付

我家から車で約15分のロイズローズガーデンへ。この庭はバラ150種1000株、宿根草800種15000株を有し、秋まで楽しめるとのこと。数回足を運んでいますが、これだけの花のそれぞれが匂い立つように美しく咲いているのを見たのは初めてのように思います。

美しいものは美しいうちに見るのも一つの鑑賞の仕方かと。マスク越しではありましたが、良い香りもしていました。

イートインは中止だったので、イオン内のレストラン「おおくら山」で今季初の冷やしラーメンのランチ。美味しかったです。

秘伝のしょうゆダレ

「特性のゴマダレ」や「秘伝のしょうゆダレ」というように、ネーミングが人を惹きつけることにも注目したいところです。「特性の」とか「秘伝の」という言葉の持つ引力は確かにあると感じました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

当別の亜麻畑を見る

2020-07-12 21:23:16 | 日記

曇りのち晴れ一時雨。最低気温17.8℃、最高気温26.1℃。

我家から約30分の当別町へ亜麻畑を見に出かけてきました。

亜麻は薄い紫色よりも青色に近い花を咲かせ、これが風に揺れる様は見るからに涼しげでした。それに、一度開いた花びらは昼には散ってしまうというはかなさが床しくもあります。

この亜麻が一面に花を咲かせるシーンを求めてカメラマンが訪れることになったというのも、この景観を目にして頷けました。

今日は、私たち以外には数組ほどでしたが。

亜麻はこうした鑑賞用の他に食用としても活用されています。種から絞りとられた亜麻仁油としてで、現代人に足りていないオメガ3系脂肪酸が豊富とのこと。ただし、熱に弱いので、摂取するときは直接食べ物にかけるのがお勧めとか。

コロナ禍のために本日予定されていた「第13回北海道亜麻まつり」は中止とのことです。

難しいとされていた亜麻の栽培を復活させ、2007年には当別町亜麻生産組合が設立されました。その後も年々生産技術を磨き、こうしたイベントを重ねるなどして普及に取り組んでこられたのでしょう。北海道独自の作物として亜麻の評価は高まりを見せ、十勝地方や上川地方にも栽培の輪が広がっているそうです。

北海道人の一人として心強い思いがしました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕暮れ

2020-07-11 19:53:05 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温16.4℃、最高気温24.6℃。

散歩をしょうと表にでると、夕暮れを迎えた空が変化の時を迎えていました。刻々と赤みが加わえられ、深みのある美しい色に染まっていく空。町内会一周のつもりが、つい、遠回りをすることになりました。

いつの間にか引き寄せられていくこの状態は磁石の働きに似ている気がします。この時だけ、空と私に何らかの関係性が生じていると言えなくもないかと。

19時25分の空。まだうっすらと明るさも残っていましたが、この後、一気に闇に包まれていきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

開拓の村・山村群など

2020-07-10 21:27:21 | 日記

晴れ一時雨。最低気温15.3℃、最高気温28.3℃。

旧開拓使札幌本庁舎

開拓小屋とジャガイモ畑

ジャガイモの花

山村群へ

炭焼小屋

旧平造材部飯場

旧札幌農学校寄宿舎(恵迪寮)

 開拓の頃の厳しい生活が偲ばれる建造物の数々です。春に希望を託しつつ、寒さの冬を何とか凌ぐ年月をいくつ重ねたことかと。先人の方々の労苦があってこその今をしみじみ感じずにはいられない空間です。暑い日差しを樹木が塞ぐ山間は、渡っていく風も涼しく、いつの間にか汗が引いていきました。

山間を通り抜けると、旧開拓使札幌本庁舎が目に飛び込んできます。白地に赤の五稜星(北極星)が描かれた開拓使の旗章が風にはためいていました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏日の開拓の村へ

2020-07-09 19:27:39 | 日記

晴れ。最低気温17.4℃、最高気温27.1℃。

園芸同好会の皆さんと村へ。久しぶりの開拓の村です。馬車鉄道をけん引しているのは新顔の栗毛オーラ3歳。

これまで馬車鉄道や馬そりをけん引してきたリキ29歳とアラシ26歳は令和元年度をもって引退したとのこと。馬の寿命は平均25年から30年とウキペディアにあり、リキとアラシはよく頑張ってくれていたのだと思いました。

代わって上記のオーラと他に駁栗毛(ぶちくりげ)のタカラキング3歳と青粕毛(あおかすげ)の竜清5歳が採用されたそうです。

代替わりは馬の世界でも。

農村群のリンゴの実が3週間前と比べると、ずいぶん大きくなっていました。リンゴにとっての3週間は実りあるものだったようです・・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオウバユリ咲く

2020-07-08 20:45:14 | 日記

雨のち曇り。最低気温17.2℃、最高気温21.0℃。

いつものように習い事の後、野幌森林公園へ。大沢コースからエゾユズリハコースへ向かう辺りにオオウバユリが咲いていました。地下の鱗茎は大きく、食用にされたとか。また、大姥百合とは花が咲くころに葉(歯)がないことに由来する名称だそうです。花なのに姥という字が用いられていることを、なんだか気の毒に思ってしまうのですが・・・。

ふれあいコースではカタツムリが道の端にいたのですが、進んでいるのか休んでいるのか分からなかったです。カタツムリの時間はゆっくり回っているのだろうとカタツムリの世界を思い浮かべたものの、すぐに自分時間に戻して、足早に我が家に戻りました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「イーハトーブセンタ―だより第134号」他が届く

2020-07-07 17:51:31 | 日記

曇りのち雨。最低気温15.7℃、最高気温24.8℃。

昨日、我家に届いたイーハトーブセンターからのお知らせ等です。

日本中がコロナ禍にあって、いまだに一人の感染者も出ていない岩手県、その花巻市に事務局を置く宮沢賢治学会イーハトーブセンター。

イーハトーブと名付けた宮沢賢治さんの故郷はコロナ感染者ゼロを保っています。とはいえ、国内の状況は依然予断を許すものではないことは明らかで、宮沢賢治学会イーハトーブセンターだよりや各種イベントの縮小が余儀なくされているとのお知らせにその通りだと思いました。

コロナ禍の中、お忙しい中、この度も活動状況や学会理事選挙についてなどの情報を送り届けて下さいまして、ありがとうございます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

支笏湖畔の「苔の回廊」へ

2020-07-06 19:49:01 | 日記

曇りのち晴れ。最低気温16.5℃、最高気温26.8℃。

〈ここにロープが張ってあり、第一ステージの終了〉

支笏湖湖畔の通称「苔の回廊」に出かけてきました。数人の方とすれ違ったので、秘境と言えるのかどうかわかりませんが、知る人ぞ知るスポットのようです。

倒れた木の下をくぐったり、よじ登ったりしながら、乾いた川底を歩く行程はアスレチックの気分でした。

ほどなく目の前に回廊が姿を現し、そこから次々にビロードのような苔に覆われた回廊が続きます。「苔の回廊」はその名にふさわしく緑の光沢を放つ素晴らしい自然の造形物でした。

比較的難易度の低い第一ステージ?の終点付近にはロープが張ってあります。そこから先はかなり難易度が高く、登山の様相になりそうなので今日はここまでとして戻ってきました。

「もんべつはし」からは往復約1時間でした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノハナショウブの里へ

2020-07-05 20:35:10 | 日記

晴れ。最低気温15.3℃、最高気温23.5℃。

家人と義妹とで、今日もノハナショウブを見てきました。咲いているのは6万株ほどと保存会の方が教えてくれました。前回は約4万株だったので、2万株増の景観となります。なるほど、ボリュームがあり、晴れていたので花色のムラサキが映えていました。

熊本では記録的豪雨となり、球磨川の氾濫で死者、心肺停止の方々、行方不明の方々をはじめ、多くの方が被災されたことを新聞やテレビ等で知りました。

また、広範囲で断水や停電になっていることが先ほど報道されていました。コロナ禍に加えての災害と大変な状況になっていることと思います。

亡くなられた方々のご冥福と被災された方々に心からお見舞い申し上げます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニセコ町の有島記念館へ

2020-07-04 20:51:16 | 日記

晴れ時々曇り。最低気温16.5℃、最高気温20.8℃。

 

江別西インターから余市まで高速を使い、およそ二時間強でニセコ町の有島記念館を家人と訪ねてきました。

館内の展示物に目を通した後、ミュージアムショップ・ブックカフェでコーヒーとソフトクリームで一休み。

記念館の建物も個性的で魅力的でしたが、館を含めた一帯のロケーションも素晴らしかったです。展望台は閉鎖中だったものの、遠くに羊蹄山を望む緑豊かな風景に、充分満たされました。

以前から訪ねたかった有島記念館。武郎の歩んだ道の光と影をパンフレット等を読み返しつつ辿ってみることに。

帰りに買い求めた挽きたての珈琲「一房の葡萄」が封をしたままなのに今も良い香りを放ち続けていて、眠気を覚ましてくれそうです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕陽と月を北海道の感染者ゼロの日に

2020-07-03 20:43:23 | 日記

晴れ。最低気温16.6℃、最高気温24.2℃。

朝から青空が広がる良い天気となった当地。

夕方の民放テレビでは知事の会見の様子が放映され、道内の感染者が本日ゼロになったことを伝えていました。4月6日以来、88日ぶりとのこと。

夕食後、夕陽を追いかけて5分ほど歩いてバス通りまで。東の空には月も顔を見せていました。

道内のコロナ感染者がゼロになった今日のことを、穏やかに暮れていった空と共に記憶にとどめておこうと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨のち虹

2020-07-02 19:43:25 | 日記

雨のち曇り。最低気温17.1℃、最高気温19.3℃。

桂コース

ふれあいコースでの傘

ふれあいコース

ふれあいコース

虹 19:02

朝から夕方過ぎまで、ずーっと雨が降り続いていました。こんなに長い間降り止まないのはめずらしいことです。

午後の遅い時間に傘をさして散歩へ。野幌森林公園は木々や草の葉が雨に濡れてしっとりと落ち着いた雰囲気。

夕食後、空模様が気にかかり、表へ出てみると虹が出ていました。屋根の上に大きな弧を描いて。消え去った後、空は夜の色へまっしぐら。虹を見ていたのは束の間でしたが、心に今も優しい余韻が残っています。

久しぶりにまどさんの詩集を手にし、その中から「虹」を。 

 

「虹」         まどみちお

もしも人間のほかには

何も棲んでいないのであれば

こんな穢れはてた星に

いっときとて

止まっていなさりはしないだろうに

 

穢しの張本人たちの頭上を

きょうもあなたは飾って下さっている

そんなに ひっそりと

お黙りのまま

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする