ヤママユガ科 オオミズアオ
一度見たら忘れられないくらいキレイな蛾です。大きくて、この色と形!憧れのオオミズアオです。漢字では「大水青」余計に印象が強くなりますよね!!
草丈20cmくらいのミツバにつかまっています。踏みそうなところです。接近しても、葉っぱを動かしても飛び立つこともなくジッとしています。翅もキレイなので羽化したばかりなのかな?と思いました。けれど、よく考えると今までオオミズアオが飛んでいるのを見たことがありません。絶命した個体か止まっているところだけです。夜行性なので昼間は動かないからでしょうか!
羽毛のように広がった触角なのでオスです。ウサギの耳のようとよく言われます。メスは隙間がある櫛の歯のようです。大きな黒い目のイケメンです。オオミズアオの成虫は口が退化しています。成虫になってからは食べることも飲むこともできません。幼虫の時に蓄えた栄養だけで子孫を残し短い命を終えていくのです。けなげな美しい姿を見つけたらそっとしておいてあげてください。