クモの網
クモには大きく分けて2タイプあります。網を張るタイプ、網は作らず徘徊するクモです。そんな中網を作るクモの殆どが丸い網を作るのですが、こんなに四角っぽいクモの網の張り方は今迄見た事が有りません。ゴミグモの仲間でしょうけれど足場糸が良いポイントに引けなかったのでしょうね。
こちらはハンモックサラグモだと思うのですが奇麗な網でした。光が当たってキラキラと光っていました。
ジョロウグモ科 ジョロウグモ
網に黒い影が有りその影がカマキリに似ていたのでカマキリとジョロウグモの戦いが見えるかと探したのですが、カマキリの姿が確認できません。で、さらに探して分かったことはジョロウグモの姿が陰になって網に写りこんでいたのでした。
ウズグモ科 ウズグモ
良く目立つ隠れ帯と言われる白い糸の部分が特徴です。普通獲物が掛かるように糸は目立たないのが基本なのですがウズグモは何故かしらこのようにしっかりと糸が目立ちます。理由はまだ分かっていないようです。
コガネグモ科 オオシロカネグモ
こちらは奇麗な円網を張るクモです。背中の白っぽく見える部分が光の加減で銀白色に見える奇麗なクモです。
普通円網の真ん中に居るのですが異常を感じるとこのように葉の裏などに隠れてしまいます。
アシナガグモ科 キンヨウグモ
以前にも書きましたがドヨウグモが居るのだったらキンヨウグモが居ても良いだろうと言う事での命名だとか。背中の黄色がとても奇麗なクモです。
4齢位までは円網を作るようですがそれ以後は葉先に糸を垂らしそこに陣取って引っ掛かった昆虫やクモを捕殺するのだとか。今シーズン初めて観察しました。止まりやすいムクノキの葉裏に陣取っています。
ハエトリグモ科 アオオビハエトリ
クモの中では一番綺麗なのではと思っているクモです。ハエトリグモですから網は張りません。
アリに擬態しているとかアリを捕食するとか言われていますがアリが来ると逃げるしぐさを見せます。その癖通り過ぎると凄い勢いで追いかけます。一度確認したのはアリが卵を運んでいるときその卵を取ったのを見ました。
キシダグモ科 イオウイロハシリグモ
丁度この時期こんな姿が良く見られます。卵嚢を咥えて孵化を待っている姿です。
孵化が近づくと葉裏に卵を移し直ぐ側で見守ります。孵化してもまどい(4~5日)の間は張り付いて見守っています。
カニグモ科 アズチグモ
こちらは待ち伏せ型とでも言うのでしょうか?花の上やこのように葉の上でじっと待ち伏せています。
目の部分が特徴的で仮面舞踏会のサングラスの様です。
ハエトリグモ科 アリグモ
アリそっくりのクモです。足の数(6本)を確認して始めてクモだと分かるくらいです。
雄ですが口が凄いですね。このクモもアリではないので必ず移動するときは糸を付けながら移動しています。